十倉好紀卓越教授らの研究グループ 量子位相が駆動する励起子からの光電流発生に成功 - 東京カレッジ
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十倉好紀卓越教授らの研究グループ 量子位相が駆動する励起子からの光電流発生に成功

東京カレッジの十倉好紀卓越教授が参加する研究グループは、量子力学的な位相効果を利用することで、本来は電気伝導に寄与しない励起子からの光電流発生に成功しました。本研究成果は、従来の太陽電池や光検出器において利用が困難であった励起子を有効に活用する道を開くとともに、励起子物性に関する新しい理論的枠組みの構築に貢献すると期待されます。本研究は、科学雑誌『Nature Communications』オンライン版(11月16日付:日本時間11月16日)に掲載されました。

論文情報
Strongly enhanced shift current at exciton resonances in a noncentrosymmetric wide-gap semiconductor
Masao Nakamura, Yang-Hao Chan, Takahiro Yasunami, Yi-Shiuan Huang, Guang-Yu Guo, Yajian Hu, Naoki Ogawa, Yiling Chiew, Xiuzhen Yu, Takahiro Morimoto, Naoto Nagaosa, Yoshinori Tokura, Masashi Kawasaki
Nature Communications
DOI: 10.1038/s41467-024-53541-6 

詳細についてはプレスリリース記事をご覧ください。


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