東京カレッジ「コロナ・フォーラム」オンラインイベント
日本で「コロナ危機」が深刻になった3月以来、東京カレッジに所属する研究者たちは、個別にまたオンラインで集まって、この危機にどう向かい合うのか、学術はその克服にどのように貢献できるのか、また、信頼できる研究成果を多くの方々にお届けするにはどうすればよいのかといった問題を真剣に考えてきました。
そして、通常の形でのイベント開催が困難な状態が続く中、この度、「コロナ・フォーラム」という枠組みで、次の3つのイベントをオンラインで開催することにしました。東京カレッジとしては初めてのオンライン・イベントの試みです。多くの方々がこの3つのイベントに関心を持ち、ネットを通じての意見・情報交換をご覧下さればありがたく思います。
1.東京カレッジ・国際ラウンドテーブル “Living through a Pandemic – Reassessing the Covid-19 Crisis around the World”(パンデミックを生きる―あらためてコロナ危機を世界で考える)
東京カレッジと関係の深い世界各地の研究者をオンラインで結び、コロナ危機に対する各国の対応や今後の世界のあり方について語り合います。
日時:2020年6月2日(火)午後9時~11時
登壇者:Jeremy Adelman (Princeton University, Princeton, USA), Bill Emmott (Writer, Chairman of the Japan Society of the UK, Dublin, Ireland), Viktoria Eschbach-Szabo (Tübingen University, Tübingen, Germany), Svante Lindqvist (Royal Swedish Academy of Science, Stockholm, Sweden), Hoshi Takeo (The University of Tokyo, Tokyo, Japan), Park Cheolhee (Seoul National University, Seoul, South Korea)
司会:HANEDA Masashi (Tokyo College, The University of Tokyo)
使用言語:英語(通訳はありません)
形式:Zoomでの討議をYouTubeライブ配信(https://youtu.be/9ght52Pk1AQ)。映像と音声は録画・録音されるので、後日でも視聴できます。あらかじめ東京カレッジから6人の登壇者に次の4つの質問が送られています。
1. How is the coronavirus epidemic in your country at this moment?
2. What is the current political, economic and social situation in your country in connection with the corona crisis?
3. What is the particularity, according to you, of your country's reaction vis-a-vis the corona crisis?
4. How do you envision the post-corona world?
登壇者はこれらの質問に答える20分のビデオを作成し東京カレッジに送付します。それらはYouTubeの東京カレッジ・チャンネルであらかじめ公開されています。(https://www.youtube.com/watch?v=CfbTwWiAIPY&list=PLeE49Q0gSqn04hUim_I66mIwvhe4uNmb7&index=1)
登壇者は互いにこれらのビデオを見た後でラウンドテーブルに参加します。
2.東京カレッジ・ワークショップ “The Corona Crisis in Cultural Contexts: Identity, Language, History”(コロナ危機を文化で考える―アイデンティティ、言語、歴史―)
コロナ危機について、東京カレッジ所属研究者が3つの視点から自らの知見を披露し、意見交換を行います。
日時:2020年6月16日(火)午後3時~6時
登壇者:Michael Facius, SHAKUTO Shiori, Marcin Jarzebski, Viktoria Eschbach-Szabo, Maria Telegina, WANG Wenlu, HANEDA Masashi, Michael Roellinghoff, Andrew Gordon(全員、東京カレッジに所属する研究者です)
使用言語:英語(通訳はありません)
形式:Zoomを用いた学術的なワークショップ。
3.東京カレッジシンポジウム「コロナ危機を越えて」
コロナ危機とその後の世界を考える際に重要な6つのテーマを設定し、それぞれについて専門家同士が座談会形式で討議します。6月17日(水)以後に順次開催予定です。言語は日本語を予定しています。英語への通訳はありません。6つのテーマとそれぞれの座談会の責任者は以下の通りです。
医学・疫学:南学正臣(医学系研究科副研究科長)
暮らしと社会:横張真(工学系研究科教授)
価値:中島隆博(東洋文化研究所教授)
経済:星岳雄(経済学研究科教授、東京カレッジ特任教授)
SDGs:味埜俊(東京カレッジ特任教授)
情報の活用と管理:渡部俊也(大学執行役副学長、未来ビジョン研究センター教授)
日時と登壇者の詳細、ライブ配信についての情報は、イベントページをご参照ください。