潮田フェロー Svante LINDQVIST教授 日本学士院客員に選定
東京カレッジの潮田フェローであるSvante Lindqvist先生が、日本学士院客員になられました。
日本学士院は、文部科学省に設置される学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関で、その会員は学術的な業績をもとに選定されます。現在会員130名(定員150名)、名誉会員1名、客員25名(定員30名)により組織されています(*)。
Lindqvist先生が客員選定される理由として、「(前略)科学史学を基礎とする科学的知識の発見と拡散、および新技術の発明と技術移転の歴史に関する実証的な研究の成果により、人類が知識の拡大によって社会の近代化を遂げてゆく基本的視点を提供しています。またノーベル賞における受賞者の系譜と科学技術の社会的発展の歴史との関連に関する研究は独自のものであり、その成果をもとにノーベル博物館を創設し、初代館長として、科学技術についての一般の関心を高めることに大きな貢献をしました。(後略)」と、科学史学における業績が高く評価されました。
*日本学士院「組織・会員等の構成」、2020年10月21日閲覧