ポストドクトラル・フェロー Matthew MULLANE氏「2121年:Futures In-Sight」展に出展(2022年5月8日まで開催)
東京都内の展示スペース「21_21 DESIGN SIGHT」で2022年5月8日まで開催中の「2121年:Futures In-Sight」展に、東京カレッジのポストドクトラル・フェロー Matthew Mullane氏が参加しています。同展のディレクターである松島倫明氏は次のように述べています。「現在、私たちは、世界的なパンデミックを体験し、生活様式やコミュニティのあり方、コミュニケーションの手法などにはじまり、物事の考え方や価値観など、ありとあらゆるものが劇的に変化していく様子を目の当たりにしています。そのことは『未来』がいかに未知なるものであるかを私たちに強く実感させることとなりました」松島氏は、さまざまな専門分野のデザイナーや思想家を招き、興味深いテキストやオブジェによって、未来の不確実性を解釈可能なものに表現することを試みています。この展覧会では、デザインは単に未来のビジョンを明示するための手段ではなく、"未来 "の定義そのものへの問いかけ、そして考える手段であることを提案しています。
MULLANE氏は、ギャラリースペースで物理的およびデジタル形式で作品を発表したグループ、生環境構築史(Habitat Building History(HBH))の共同編集者として同展に協力しました。HBHは、地球と人類の建築的関係の過去、現在、未来を理解するための共同研究グループであり、オンラインジャーナルです。時代を超えて人類が地球環境の制約の中で(あるいは制約を超えて)"生環境 "を構築してきた方法を表現する言語の開発に関心を寄せ、日本を拠点とする建築史家、建築家、アーティスト、科学者たちによって2020年に結成されたグループです。気候変動の脅威が迫る中、人類と地球を等しく維持するために、科学的専門知識とデザインの革新を共に駆使した新しい生環境の開発には、学際的な協力が不可欠だと考えています。HBHは年に2回テーマ別の号を発行しており、ホームページで閲覧することができます。
生環境構築史(Habitat Building History(HBH))の詳細はこちら:https://hbh.center/.
「2121年:Futures In-Sight」展の詳細はこちら: http://www.2121designsight.jp/program/2121/
- タグ:
- 関連イベント