シリーズ「言語とアイデンティティ」 発表募集 IV - 東京カレッジ
研究関連

シリーズ「言語とアイデンティティ」 発表募集 IV

言語とアイデンティティの関係は、言語学、心理学、教育学、メディア、政治学など、多くの分野で議論されています。また、アイデンティティ形成の過程や特徴についても、社会言語学、人類学、発達心理学、社会心理学といった様々な方法論によって研究されています。今日、言語アイデンティティの研究は、言語によるアイデンティティ表現のメカニズムを明らかにすると同時に、多文化教育、言語政策、職場における言語などの研究にも影響を与えています。

このワークショップシリーズでは、アイデンティティと言語の関係の考察をする上での共通基盤を築くべく、アイデンティティ形成における個人的、相対的、集団的要素、安定性と流動性、アイデンティティの本質、デジタル化、グローバル化におけるアイデンティティと言語の関係など基本的な問題について学際的に議論します。ワークショップでは、言語に関する様々なテーマを通して、通時的かつ分野横断的に言語とアイデンティティについて考えることを目的とし、メディア、政治学、心理学、医療、歴史など幅広い分野からの参加者を募集します。

今回発表を募集するのは、「歴史的・理論的観点から考える言語とアイデンティティ」をテーマとする初回のワークショップです。その後、「メディアとコミュニケーション」、「教育政策」、「言語景観における言語とアイデンティティ」をテーマとしたワークショップを開催予定です。

今回のワークショップについての詳細は以下の通りです。 基調講演とディスカッションに続く研究発表を募集します。

 

言語とアイデンティティ ワークショップ IV. 言語景観における言語とアイデンティティ

場所: 東京大学 東京カレッジ (オンライン)

時間:2023年5月29日(月)16:00 - 17:30

言語 :英語(基調講演は日本語通訳付き)

基調講演:Peter BACKHAUS(早稲田大学)、日本語の書記実践におけるアイデンティティとハイブリッド性 2023年5月29日 15:00 - 16:00 

発表募集: アブストラクト(250語以内)を英語で提出してください(参考文献は除く)。発表は15分程度です。

テーマ:

公共空間における言語の使用はアイデンティティの重要な指標であり、コミュニティにおける言語の実用的かつ象徴的な価値を示しています。このワークショップでは、公共標識、広告看板、通りの名前や地名などに使われる言語を観察することで、アイデンティティが物理的およびデジタルな言語景観の中でどのように視覚的に明示されるかを議論します。

発表を募集する主な研究分野:

- 多言語都市における言語景観

- 視覚的な言語表現

- スクリプト/記号の使用とアイデンティティ

- マイノリティ/地域アイデンティティの言語的表現

- 地名

日程:

4月18日 :発表募集開始

5月15日 :募集締め切り

5月22日:採択通知

5月29日 ワークショップ

投稿方法 5月15日17:00(JST)までに、tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp(件名:Language and Identity Workshop)宛にアブストラクト(PDF)をお送りください。


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