相田卓三卓越教授らの研究グループ 一塩基変異を持つDNAの迅速な分離に成功
東京カレッジの相田卓三卓越教授が参加する研究チームは塩水とガラス板のみを使い、似た構造の核酸を固液界面にて同心円状に分離することに成功しました。この分離技術は、既存のものと比較してはるかに迅速かつ低コストであり、その基本原理はこれまでにない革新的なものです。さらに自動化を通じ、生命科学を大きく進展させるコア技術になる可能性があります。この研究での同心円状分離・抽出プロセスに関する特許(番号JP2024-188368)は、東京大学によって出願されています。
本研究は、2024年12月4日(英国時間)に英国の科学誌「Nature」のオンライン版に掲載されました。
<論文情報>
雑誌名:Nature
題 名:Near-identical macromolecules spontaneously partition into concentric circles
著者名:Hao Gong*, Yuriko Sakaguchi, Tsutomu Suzuki, Miho Yanagisawa, Takuzo Aida*
DOI:10.1038/s41586-024-08203-4
URL:https://www.nature.com/articles/s41586-024-08203-4
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