Laur KIIKポストドクトラル・フェロー 科研費(研究活動スタート支援)に採択 - 東京カレッジ
研究関連

Laur KIIKポストドクトラル・フェロー  科研費(研究活動スタート支援)に採択

東京カレッジLaur KIIKポストドクトラル・フェローの研究プロジェクトが、日本学術振興会の2022年度科研費(研究活動スタート支援)に採択されました。プロジェクト名は「ネイチャーとネイションの融合:カチン独立運動と中国主導の自然資源経済に関する学際的な民族誌」、概要は下記の通りです。

本研究の目的は、「ネイション・民族・国」をめぐる争いと「ネイチャー・自然」をめぐる争いが、切り離して理解することができないほどいかに絡み合うのかを明らかにすることである。具体的には、戦争で荒廃したビルマ(ミャンマー)、中国、チベット、インドに挟まれた、資源が豊富で生物多様性に富んだ地域のカチン族の間で、このような相互関係を探っている。この民族誌的な研究では、次のような問いに答えること目指す。カチン族の国家建設のための争いは、地域の自然利用を求める中国事業とどのように関わり合ってきたのか?「ネイション・民族・国」をめぐる争いと「ネイチャー・自然」について、一方を他方に還元せずに、どのように民族誌的に叙述すればよいのか?カチン族をはじめ、日本や海外の研究者からなるネットワークと共に研究を進め、これらの課題に挑む。

「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる『学術研究』(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする『競争的研究資金』であり、ピアレビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。」(日本学術振興会公式ウェブサイトから引用

東京カレッジに所属する研究者の研究プロジェクトの詳細については、研究ページをご覧ください。


TOP