ハッキングの文化史(講師:Federico MAZZINI教授)
開催日時 | 2024年6月24日(月)15:00-15:45 |
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会場 |
Zoomミーティング(登録はこちら) |
申込方法 | 事前申込制 |
言語 | 英語 |
要旨 |
本講演では、1960年代の米国の大学で誕生したと言われているハッカー文化を、より長い歴史的文脈に位置付け考察する。歴史は19世紀末のSF小説から始まり、1910年代のハムラジオ、1970年代の「電話ハック」、そして20世紀末のコンピューター・ハッカーへと続く。本講演では、ハッカーや初期のハッカーたちが自分たちについて何を書き残し、また彼らが活字メディアにどのように受け止められていたかを議論する。ハッカー文化がコンピュータ以前から存在していたことだけでなく、それが現代の西洋の技術文化に不可欠な要素であり、技術革新や人間と機械の好ましい関係についての考え方、技術やオンライン・コミュニケーション戦略に関するメディア報道に影響を与えていることを示す。 |
プログラム |
講演(30分) Federico MAZZINI(Padova大学、イタリア 准教授)
議論、Q&A(15分)
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講師プロフィール |
Federico MAZZINI氏は、パドヴァ大学(イタリア)でメディア史とデジタル史を教えている。テクノロジーの文化史を専門とし、コミュニケーション・テクノロジーと科学の大衆化に焦点を当てている。ハッカーの歴史、戦争技術の大衆化、ウェブ・アーカイヴと史学史、カルチュアル・ターン以降の歴史学方法論について研究・執筆している。 |
主催 | 東京大学国際高等研究所東京カレッジ |
お問い合わせ | tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp |