AIって人を幸せにするの?危ないの?グローバルAIダイアローグ参加者募集 私たちの生活や社会に影響を及ぼす人工知能(AI)についての対話ワークショップ - 東京カレッジ

AIって人を幸せにするの?危ないの?グローバルAIダイアローグ参加者募集 私たちの生活や社会に影響を及ぼす人工知能(AI)についての対話ワークショップ

日時:
2024.08.24 @ 10:00 – 13:30
2024-08-24T10:00:00+09:00
2024-08-24T13:30:00+09:00
AIって人を幸せにするの?危ないの?グローバルAIダイアローグ参加者募集 私たちの生活や社会に影響を及ぼす人工知能(AI)についての対話ワークショップ

開催報告こちらをご覧ください。

終了しました
会場開催
開催日時 2024年8月24日(土)10:00-13:30(9:45開場)
会場

東京大学・本郷キャンパス(場所の詳細はご参加いただく方に後日連絡します)

対面開催のため、会場にお越しください。オンライン配信はありません。
 
こちらのウェブフォームよりお申し込みください。
申込方法 事前申込制
言語 日本語のみ
要旨

生成AIをはじめとする人工知能(AI)技術の利便性と危険性についての関心が社会的に高まっています。特に教育や福祉など公共領域に使われるAIの影響は広範囲に及ぶため、国や企業だけではなく、市民の生活にも大きくかかわってきます。そのため市民の方々もAIの活用や影響について学び、うまく付き合っていくことが必要となるでしょう。

本ワークショップでは、①文字や画像を生成するAI、②顔認証技術、③児童虐待対応AIシステムの3つを事例として扱い、参加者の皆様にAIの活用や影響についてより深い知識や情報を得る機会を提供します。それと同時に、参加者の皆様のAIへの期待や懸念等の視点を共有していただきます。

「グローバルAIダイアローグ」は、同じ枠組みでドイツやナイジェリア等ほかの国でも同時に開催され、世界各国の市民がAIをどのように認識しているかをよりよく理解することを目的としています。

 

研究参加謝礼

当日3時間半のイベントに参加し、イベント前後に実施するアンケート調査にご回答いただいた方に、Amazonギフトカード4,000円を謝礼としてお渡しいたします。イベント中は飲み物やお菓子、全体の情報共有時にはお弁当が提供されます。交通費は各自でご負担をお願いします。

 

個人情報の収集と管理

本イベントは、研究の一環として開催します。イベントでのご発言は個人が特定できない形にして分析に利用させていただきます。また写真や動画撮影もさせていただき、学術論文や大学ウェブサイト等に掲載させていただく可能性があります。収集したデータは本調査に携わる者のみに限定して厳重に管理します。

 

参加申込条件

18歳以上。参加にAIに関する予備知識は必要ありません。
AIに関して興味はあって、これからの社会がどうなっていくのかについて様々な人たちと対話をしてみたい方のお申込みをお待ちしております。

 

定員

60名程度。

応募者多数の場合は、参加者の多様性を考慮して事務局にて選考のうえ参加のご案内を決定させていただきます。ご了承ください。

 

申込期限

8月12日(月)17:00

 

参加の方法とご案内

8月16日(金)17時頃までにご参加いただく方にメールで詳細をご案内します。ご登録いただいたメールアドレスにご案内をお送りしますのでご確認をお願いいたします。

 

小学4~6年生のお子さんがいらっしゃる方へ

小学生4年~6年生のお子さんをお連れになってのご参加も大歓迎です(定員10名程度)。保護者の方がイベントに参加されている間、お子さんは別室で、自宅や病室などから分身ロボット『OriHime(オリヒメ)』を遠隔で操作する「OriHimeパイロット」との対話やロボット操作を体験していただくプログラムを用意しています。OriHimeパイロットとは、障がいや難病など様々な理由で外出困難者なスタッフです(https://orihime.orylab.com/)。

 

参加を希望される方は申込フォームにご記入ください。

 

※ 保護者が対話ワークショップに参加しない、お子さんのみのプログラムへのご参加は受け付けておりません。


※ プログラム参加は無料ですが、参加者の写真や動画撮影もさせていただき、学術論文や大学ウェブサイト等に掲載させていただく可能性があります。ただし氏名・連絡先等の個人が特定できるような情報は公開しません。収集したデータは本調査に携わる者のみに限定して厳重に管理します。

プログラム

総合司会

江間 有沙(東京大学 国際高等研究所東京カレッジ 准教授)

 

9:45-10:00 受付

 

10:00-10:05 開会挨拶

 星 岳雄(東京大学 国際高等研究所東京カレッジ カレッジ長)

 

10:05-10:20 AI技術や議論するテーマ(①文字や画像を生成するAI、②顔認証技術、③児童虐待対応AIシステム)の解説

 大黒 達也(東京大学 次世代知能科学研究センター 准教授)

 尾崎 愛美(筑波大学 ビジネスサイエンス系 准教授)

 カテライ アメリア(大阪大学 社会技術共創研究センター 実践研究部門 特任助教)

 他

 

10:20-12:30 グループワーク

グループ内での自己紹介。参加者の皆様には1グループあたり5-6人(計10グループほど)のチームに分かれて話し合っていただきます。その後、グループワーク(途中休憩あり)

 

12:30-13:30 意見共有

昼食をとりながら全体で意見の共有、AIに関する専門家からのフィードバックをいただきます。

 

コメンテーター

 淺間 一(東京大学国際高等研究所東京カレッジ 特任教授)

 村上 明子(AIセーフティ・インスティテュート 所長)

 

※ 当日、取材が入る可能性がありますのでご了解ください。

お問い合わせ tg-event@tc.u-tokyo.ac.jp
主催 東京大学国際高等研究所東京カレッジ
東京大学未来ビジョン研究センター
東京大学次世代知能科学研究センター
共催 ドイツミュンヘン工科大学
協力 東京大学 B'AI Global Forum

Upcoming Events

開催予定のイベント

日本の過去を再考する:通史の改訂と歴史の修正(講演者:Andrew GORDON教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年2月27日(木)15:00-16:30

過去というのはまるで異国だと言われており、歴史家は現代の価値観を押し付けることなく過去を理解しようとする。しかしながら、歴史叙述とは、必然的に過去と現在の対話を行うことである。本講演では、これまでA Modern History of Japanを4版執筆し、現在5版の執筆を検討中の著者が、25年にわたる内的対話を紹介する。

グローバル・ブランドとしての日本語:「ヨーロッパ風」に書かれる日本語とは(講演者:Viktoria ESCHBACH-SZABO教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年3月4日(火)15:00-16:30

この講義では、日本語が、国境を越えた日本のグローバル・ブランディングに与える影響を探り、独特のイメージ、文化的意義、信憑性を呼び起こすために、日本語がどのように戦略的に用いられているかを検証する。また、重要な世界言語としての日本語の在り方の現状と、今後の研究の方向性についても洞察する。ドイツとハンガリーにおける言語学的ケーススタディを用いて、日本語表記がどのように言語的に再構成され、製品のアイデンティティや日本らしさを呼び起こすデザインと組み合わされているのかを明らかにする。海外の新たな文脈に創造的に適応された日本語は、ヨーロッパにおいて強力なブランディング・ツールとなっている。

GPAI 仕事の未来:Future of Work Survey Report 2024

イベント予定講演会/Lecture

2025年3月13日(木)16:00-18:00

2020年6月に設立されたGPAI(Global Partnership on AI、AIに関するグローバルパートナーシップ)は、「人間中心」の考えに基づく責任あるAIの開発と使用に取り組む国際的なイニシアティブである。このGPAIに設置された作業部会の一つ「仕事の未来(Future of Work)」では、職場にAIが導入されていく中、どのように私たちの働き方が変化していくのかについて国際的なインタビュー調査を世界各国で実施しており、そのユニークな特徴は、これから未来を担っていく学生達が参加して企業インタビューを実施している点にある。本イベントは、本国際調査の一環として日本で実施した調査について、概要と成果を国内外に発信することを目的とする。2021年度、2022年度、2023年度に続いて今年度に行われた調査の概要を紹介し、実際にインタビューに関わった学生や教員より調査から分かった「仕事の未来」や、調査法の可能性と今後の展開について議論する。

デジタル時代の 教育と 科学の役割(講演者:ユヴァル・ノア・ハラリ)

イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion共催/Joint Event

2025年3月17日(月)15:00-16:30(14:00開場)

今日、デジタルネットワークは私たちに膨大な情報を 提供しています。特に教育や科学の分野ではかつて ない規模となっています。しかし、これらの成果にもか かわらず、私たちの精神的、社会経済的、政治的状況 は改善されていません。むしろ、それらは悪化してい るように見えます。何が間違っているのでしょうか? 私たちは何をどう改善すべきなのでしょうか? 過去 の情報革命から、私たちは何を学べるのでしょうか? メディアとAIガバナンスの分野で活躍する日本の 2人の著名な研究者が、世界的に有名な思想家で ベストセラー作家であるユヴァ ル・ノア・ハラリとともに、情 報時代のリスクとチャンスに ついて新著『NEXUS 情報の 人類史』をもとに議論します。

Previous Events

公開済みイベント

イギリスの対中認識と対日政策 ー 2010-2024年(講演者:Alastair MORGAN潮田フェロー)

イベント予定講演会/Lecture

2025年2月18日(火)15:00-16:30

保守党率いるイギリス政府の中国に対する認識は、2010年から2024年にかけて大きく変化しました。2010年、デーヴィッド・キャメロン首相は中国の台頭を機会と捉えていました。しかし、10年後には、政府は中国をイギリスの経済安全保障に対する最大の長期的脅威とし、海外での中国の自己主張に対する懸念が高まっていると表明しました。この期間に、イギリスと日本はますます密接な安全保障関係を築きました。イギリス政府の中国に対する認識がこの期間の日本への政策を決定付けたのでしょうか、それとも他の要因も同様の影響力があったのでしょうか?新しい労働党政府からはどのようなアプローチが期待されるのでしょうか?

日常の「外交官」: 分断された世界で混沌をつながりに変える(講演者:Annelise RILES教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年2月13日(木)10:00-11:30

Annelise RILESは、新著『Everyday Ambassadors』で、私たちは今、リーダーシップが少数の手にあるのではなく、すべての人の手にあるエキサイティングな新世界秩序の瀬戸際にいると主張する。世界に今必要なのは、政治的、文化的違い、科学と宗教、芸術とテクノロジーの世界の間の橋渡し役であり、翻訳者、通訳者など、より多くの外交官であると提唱している。本講演では、RILES教授が、数十年にわたる法律と民族誌の研究をまとめ、誰もがどこにいても優れた外交官になるための 7 つの「行動」をまとめた著書について語る。

不滅の知性とDNAに依存しない人類の台頭(講演者:Johan BJÖRKEGREN教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年1月29日(水)15:00-16:30

約6万年前、人類がアフリカからの移住に成功した頃、ある変革が起こった。ホモ・サピエンスは、自然資源を巡る競争能力を根本的に変える重大なDNA変化を経験したと考えられる。この変化にとって重要だったのは、抽象的思考の獲得であった。そして今日、AIの発展により、ダーウィンの「適者生存」の原則から最終的に脱却する段階に差し掛かっている。我々はDNAへの依存から完全に解放されることで、さらには死すらも克服する方向へ急速に進化しつつある。

性暴力はなぜ繰り返されるのか:背後の社会規範を問う(講演者:大沢 真知子教授)

イベント予定共催/Joint Event講演会/Lecture

2025年1月21日(火)14:00-15:30

声を上げる被害者によって性被害の実態が明らかになりつつある。にもかかわらず性加害が繰り返されるのはなぜなのか。本講演では、2022年にNHKが実施した性暴力実態調査アンケートによって回収された38383件の被害者のデータを元に性被害者の実態を明らかにするとともに、日本社会には強姦神話が存在し、それによって被害者が責められるさらに苦しむという構造がある。背後には男女不平等社会をもたらす社会の男性規範があり、性加害をなくすためには、社会規範を問い直す必要がある。


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