オンライン講演会「物質の中の電気と磁気――新しい考え方」講師:十倉 好紀(東京大学卓越教授) - 東京カレッジ

オンライン講演会「物質の中の電気と磁気――新しい考え方」講師:十倉 好紀(東京大学卓越教授)

日時:
2020.10.02 @ 15:00 – 16:30
2020-10-02T15:00:00+09:00
2020-10-02T16:30:00+09:00

「東京大学卓越教授」の称号を授与された3人の研究者の1人である十倉好紀教授を招いて、東京カレッジオンライン講演会を開催しました。

物理学研究を先導する十倉卓越教授に、研究の最先端を分かりやすく、幅広い分野の方向けに話して頂きました。(講演レポートは後日公開予定)

 

 

終了しました
YouTubeライブ配信
開催日時 2020年10月2日(金)15:00-16:30
会場

東京カレッジ YouTube Channel(https://youtu.be/neyt61kyu5k

言語 日本語 (Japanese language only)
要旨

19世紀にファラディーの発見した電磁誘導という現象を利用して、現在、人類は電気エネルギーを自在に使う時代となりました。しかし、電気と磁気の舞台を物質中に移せば、そこは電子集団が強く絡み合う世界です。個々の電子の運動は量子力学でよく記述されますが、それが集団として創発する性質、機能を理解し希求するには、高い次元での新たな概念が必要となります。このような強く相関した電子集団を介在させて、エネルギ―を高効率に変換し、そして情報操作のためのエネルギー消費を極限まで削減する機能の実現を目指して、固体の中の新しい電磁気学が実現する夢を考えます。

プログラム

15:00-15:50 十倉 教授 講演

15:50 -16:30 学生Q&Aセッション(Q&Aセッションは公開動画には含まれていません)

講師プロフィール

十倉 好紀(東京大学卓越教授・理化学研究所 創発物性科学研究センター(CEMS)センター長)

物理学者。専門は物性物理学。物質中の多数の電子が互いに相互作用することで初めて発現する性質「創発物性」を対象とする強相関物理学を先導してきた。電子型高温超伝導、超巨大磁気抵抗、マルチフェロイクス、磁気スキルミオンなどの現象を発見・開拓するとともに、それらに基づいて、高速かつ低エネルギー消費の強相関エレクトロニクスを提唱した。紫綬褒章、藤原賞、恩賜賞・日本学士院賞等を受賞している。

 

専門分野において特に優れた業績を挙げ先導的な役割を果たしているとして、初の「東京大学卓越教授」の称号を授与される。東京大学における3人の卓越教授のうちの1人。

主催 東京大学国際高等研究所東京カレッジ
お問い合わせ tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

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公開済みイベント

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2024年12月11日(水)12:00-13:00

本ウェビナーでは、EU-AI法の概要と行動規範の策定における4つのワーキンググループ活動、さらに日本企業が特に留意すべき重要なポイントについて概説します。
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2024年12月11日(水)10:30-12:00

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見えざるジェンダーから見えるジェンダーへ(講演者:岡田 トリシャ教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月6日(金)15:00-16:30

本講演では、1980年代から2000年代初頭までの日本におけるフィリピン人トランス女性またはトランスピネイの移住経緯(移住前・中・後)に関するエスノグラフィ研究を取り上げる。交差的不可視性(Purdie-Vaughns & Eibach, 2008)の枠組みから、フィリピン人トランス女性の移住体験を、トランスジェンダー移住者が現在直面している問題の事例と関連づける。また、ソーシャルメディアや映画が、いかにしてジェンダーの(不)可視性を示し、交渉する場を作り出しているのかについても探求する。

個人主義の国・日本(講演者:John LIE教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月26日(火)13:00-14:30

欧米諸国の「個人主義」に対して、日本社会は「集団主義」あるいは「集団志向」であると言われている。しかし、この説は間違いである。本講演では、通説に反論した後、この誤った考え方の系譜をたどり、その妥当性について論じる。

競合からパートナーへ:銀行によるフィンテックへのベンチャー投資(講演者:Manju PURI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月12日(火)10:30-12:00

銀行がフィンテックとの競争を乗り切るための戦略的アプローチとして、フィンテックの新興企業へのベンチャー投資を活用しているという仮説のもとに、その根拠について検討を行う。これまで、銀行のベンチャー投資がフィンテック企業により重点を置いていることが明らかにされている。その結果、フィンテックとの競合が激化している銀行においては、フィンテックの新興企業にベンチャー投資をする可能性が高いことが示唆される。さらに、銀行は、自社の事業と資産の補完性が高いフィンテック企業をターゲットにしていることが証された。よって、操作変数分析により、ベンチャー投資が投資銀行とフィンテックの投資先との間で業務上の協力や知識移転が行われる可能性が高まることが理解できる。

多文化・多言語対応の安全な大規模言語モデルの構築を目指して

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月11日(月)10:00-11:00

生成人工知能(AI)の利用が世界的に広まるにつれ、AIモデルが地域ごとの文化や言語におけるリスクや懸念を敏感に反映できることがますます重要になっています。そのためには、何がリスクや有害なコンテンツなのかを地域・文化ごとに特定する作業を更新し続けていくことが必要となります。この作業には、AIや情報セキュリティの研究者はもちろん、人文・社会科学の研究者、AIやメディアのプラットフォーマー達や実務家の方や政策関係者たちと継続的に議論できるコミュニティを形成していくことが重要となります。本イベントでは、このようなコミュニティを継続させていく枠組みについてお話します。


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