UTokyo グローバル ワークショップ ー協働による学際的なコースデザイン:東京カレッジの事例 - 東京カレッジ

UTokyo グローバル ワークショップ ー協働による学際的なコースデザイン:東京カレッジの事例

日時:
2021.04.20 @ 17:00 – 18:30
2021-04-20T17:00:00+09:00
2021-04-20T18:30:00+09:00
UTokyo グローバル ワークショップ ー協働による学際的なコースデザイン:東京カレッジの事例

ワークショップのイベントレポートがGlobal Faculty Development Initiativeのウェブサイトに掲載されました。

ワークショップの動画はこちらからご覧ください。

終了しました
オンラインワークショップ
開催日時 2021年4月20日(火)17:00-18:30
会場

オンラインワークショップ(登録はこちらへ

申込方法 要事前登録
言語 英語・日本語(同時通訳)
要旨

東京カレッジは、学際的な研究、国際的なネットワークの構築、公共の場での活動を通じて、グローバル社会の差し迫った問題に取り組むことを目的として設立された、東京大学の若い研究所です。昨年の夏、東京カレッジに大量の初期キャリアの研究者が着任したため、私たちはこのミッションを教育に反映させる機会を求めていました。この講演では、大学のリベラルアーツプログラム「全学ゼミ」の枠組みの中で「2050年の地球と人間社会」と題したバイリンガルの学際的な学部ゼミを共同でデザインし、指導するという私たちの取り組みを紹介します。私たちの経験と収穫を共有し、大学内での学際的教育における将来のコラボレーションの可能性について会話を始めたいと思います。

 

詳細はイベントを企画したGlobal Faculty Development Initiativeのページウェブサイトをご覧ください。

講師プロフィール

登壇者

 

赤藤詩織 東京カレッジ特任助教。社会文化人類学者であり、研究テーマはジェンダー、移民、環境などです。東京カレッジ入社以前は、オーストラリアとシンガポールで、ジェンダーと開発、高齢化とテクノロジー、日本研究など、幅広い学際的なコースを教えてきました。 

Michael FACIUS 東京カレッジ准教授。日本と東アジアの文化を、グローバル・ヒストリー、知識の歴史、翻訳の歴史という観点から研究しています。大学教授法とe-ティーチングの学位を持っています。ベルリン自由大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、東京大学で日本研究、東アジア研究、歴史学、グローバル・ヒストリー、トランスナショナル・スタディーズ、チャイニーズ・ヘルス&ヒューマニティの分野で教鞭をとり、指導にあたってきました。また、ERASMUSのレクチャーシップとしてライデンとケンブリッジでも教鞭をとりました。

Marcin JARZEBSKI:東京カレッジの特任助教であり、持続可能性科学と自然環境科学の専門家。世界的な高齢化・縮小社会、サハラ以南のアフリカにおける食糧安全保障、東南アジアにおける気候変動への適応、フィリピンにおけるコミュニティ森林管理などについて研究し、未来社会の新しいデザインを目指した共同研究にも積極的に取り組んでいます。また、環境持続性の分野で教鞭をとる機会も何度かありました。

主催 共催:Global Faculty Development Initiative/東京大学国際高等研究所東京カレッジ

Upcoming Events

開催予定のイベント

性暴力はなぜ繰り返されるのか:背後の社会規範を問う(講演者:大沢 真知子教授)

イベント予定共催/Joint Event講演会/Lecture

2025年1月21日(火)14:00-15:30

声を上げる被害者によって性被害の実態が明らかになりつつある。にもかかわらず性加害が繰り返されるのはなぜなのか。本講演では、2022年にNHKが実施した性暴力実態調査アンケートによって回収された38383件の被害者のデータを元に性被害者の実態を明らかにするとともに、日本社会には強姦神話が存在し、それによって被害者が責められるさらに苦しむという構造がある。背後には男女不平等社会をもたらす社会の男性規範があり、性加害をなくすためには、社会規範を問い直す必要がある。

不滅の知性とDNAに依存しない人類の台頭(講演者:Johan BJÖRKEGREN教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年1月29日(水)15:00-16:30

約6万年前、人類がアフリカからの移住に成功した頃、ある変革が起こった。ホモ・サピエンスは、自然資源を巡る競争能力を根本的に変える重大なDNA変化を経験したと考えられる。この変化にとって重要だったのは、抽象的思考の獲得であった。そして今日、AIの発展により、ダーウィンの「適者生存」の原則から最終的に脱却する段階に差し掛かっている。我々はDNAへの依存から完全に解放されることで、さらには死すらも克服する方向へ急速に進化しつつある。

日常の「外交官」: 分断された世界で混沌をつながりに変える(講演者:Annelise RILES教授)

イベント予定講演会/Lecture

2025年2月13日(木)10:00-11:30

Annelise RILESは、新著『Everyday Ambassadors』で、私たちは今、リーダーシップが少数の手にあるのではなく、すべての人の手にあるエキサイティングな新世界秩序の瀬戸際にいると主張する。世界に今必要なのは、政治的、文化的違い、科学と宗教、芸術とテクノロジーの世界の間の橋渡し役であり、翻訳者、通訳者など、より多くの外交官であると提唱している。本講演では、RILES教授が、数十年にわたる法律と民族誌の研究をまとめ、誰もがどこにいても優れた外交官になるための 7 つの「行動」をまとめた著書について語る。

Previous Events

公開済みイベント

ブリュッセル効果への対応:日本企業はEU-AI法にどう備えるべきか

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)12:00-13:00

本ウェビナーでは、EU-AI法の概要と行動規範の策定における4つのワーキンググループ活動、さらに日本企業が特に留意すべき重要なポイントについて概説します。
EUの規制動向がもたらす「ブリュッセル効果」や日本への影響について理解を深める機会としてAI関連技術の開発・提供・流通に関わる企業、研究機関、開発コミュニティの参加者のご参加をお待ちしております。

発展途上国の環境問題:課税の役割とは?(講演者:Michael KEEN潮田フェロー)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)10:30-12:00

多くの低所得国は深刻な環境問題に直面している。よって、社会のニーズと経済発展に資金を提供するための税収が喫緊の課題となっている。環境税は、その両方の目的を満たせるのか。この講義では、最近出版された書籍を参考にしながら、低所得国が直面する多くの環境問題のうち最も差し迫った問題(大気・土壌の質、廃棄物管理、森林破壊、渋滞、気候変動への適応など)を評価し、税制の改善がそれらの問題への対処と多額の税収の引き上げにおいて、どの程度役立つかについて検討する。

見えざるジェンダーから見えるジェンダーへ(講演者:岡田 トリシャ教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月6日(金)15:00-16:30

本講演では、1980年代から2000年代初頭までの日本におけるフィリピン人トランス女性またはトランスピネイの移住経緯(移住前・中・後)に関するエスノグラフィ研究を取り上げる。交差的不可視性(Purdie-Vaughns & Eibach, 2008)の枠組みから、フィリピン人トランス女性の移住体験を、トランスジェンダー移住者が現在直面している問題の事例と関連づける。また、ソーシャルメディアや映画が、いかにしてジェンダーの(不)可視性を示し、交渉する場を作り出しているのかについても探求する。

個人主義の国・日本(講演者:John LIE教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月26日(火)13:00-14:30

欧米諸国の「個人主義」に対して、日本社会は「集団主義」あるいは「集団志向」であると言われている。しかし、この説は間違いである。本講演では、通説に反論した後、この誤った考え方の系譜をたどり、その妥当性について論じる。

競合からパートナーへ:銀行によるフィンテックへのベンチャー投資(講演者:Manju PURI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月12日(火)10:30-12:00

銀行がフィンテックとの競争を乗り切るための戦略的アプローチとして、フィンテックの新興企業へのベンチャー投資を活用しているという仮説のもとに、その根拠について検討を行う。これまで、銀行のベンチャー投資がフィンテック企業により重点を置いていることが明らかにされている。その結果、フィンテックとの競合が激化している銀行においては、フィンテックの新興企業にベンチャー投資をする可能性が高いことが示唆される。さらに、銀行は、自社の事業と資産の補完性が高いフィンテック企業をターゲットにしていることが証された。よって、操作変数分析により、ベンチャー投資が投資銀行とフィンテックの投資先との間で業務上の協力や知識移転が行われる可能性が高まることが理解できる。


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