シンポジウム・シリーズ「人文社会科学の未来」ーー知の社会学の視点から - 東京カレッジ

シンポジウム・シリーズ「人文社会科学の未来」ーー知の社会学の視点から

日時:
2021.07.29 @ 17:00 – 19:00
2021-07-29T17:00:00+09:00
2021-07-29T19:00:00+09:00
シンポジウム・シリーズ「人文社会科学の未来」ーー知の社会学の視点から

ウェビナーの録画はこちらからご覧下さい

【日本語同時通訳音声】

 

【オリジナル英語音声】

終了しました
Zoom ウェビナー
開催日時 2021年7月29日(木)17:00-19:00
会場

Zoom ウェビナー (登録はこちらへ)

申込方法 要事前登録
言語 英語(日英同時通訳有)
要旨

人文社会科学(HSS)の将来的展望は、政治的・制度的な圧力という「内部」のレンズを通して語られることが多い。最初の2つのパネルのテーマを受け、このパネルでは、哲学、知の歴史、知の社会学、未来の研究など、さまざまな分野で知識システムの発展を研究している研究者が対話します。なぜ学際的な研究が美徳とされるのか?大学から人文学が消えるのは望ましくないことなのか?他の時代や場所における知識生産モードや配置は私たちの想像力を刺激することができるのか?など、目先の問題から一歩引いて議論します。

プログラム
モデレーター
Michael FACIUS(東京カレッジ・准教授)
 
登壇者
中島隆博(東アジア藝文書院・院長)
Kerstin CUHLS(Scientific Project Manager, Fraunhofer Institute for Systems and Innovation Research)
Inanna HAMATI-ATAYA(Founding Director, Centre for Global Knowledge Studies, University of Cambridge)
柳美君(Assistant Professor, Institute for Global Public Policy, Fudan University)
王雯璐(東京カレッジ・特任研究員)
主催 東京大学国際高等研究所東京カレッジ|共催:東京大学東アジア藝文書院 (EAA)
お問い合わせ tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

Upcoming Events

開催予定のイベント

Previous Events

公開済みイベント

ブリュッセル効果への対応:日本企業はEU-AI法にどう備えるべきか

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)12:00-13:00

本ウェビナーでは、EU-AI法の概要と行動規範の策定における4つのワーキンググループ活動、さらに日本企業が特に留意すべき重要なポイントについて概説します。
EUの規制動向がもたらす「ブリュッセル効果」や日本への影響について理解を深める機会としてAI関連技術の開発・提供・流通に関わる企業、研究機関、開発コミュニティの参加者のご参加をお待ちしております。

発展途上国の環境問題:課税の役割とは?(講演者:Michael KEEN潮田フェロー)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)10:30-12:00

多くの低所得国は深刻な環境問題に直面している。よって、社会のニーズと経済発展に資金を提供するための税収が喫緊の課題となっている。環境税は、その両方の目的を満たせるのか。この講義では、最近出版された書籍を参考にしながら、低所得国が直面する多くの環境問題のうち最も差し迫った問題(大気・土壌の質、廃棄物管理、森林破壊、渋滞、気候変動への適応など)を評価し、税制の改善がそれらの問題への対処と多額の税収の引き上げにおいて、どの程度役立つかについて検討する。

見えざるジェンダーから見えるジェンダーへ(講演者:岡田 トリシャ教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月6日(金)15:00-16:30

本講演では、1980年代から2000年代初頭までの日本におけるフィリピン人トランス女性またはトランスピネイの移住経緯(移住前・中・後)に関するエスノグラフィ研究を取り上げる。交差的不可視性(Purdie-Vaughns & Eibach, 2008)の枠組みから、フィリピン人トランス女性の移住体験を、トランスジェンダー移住者が現在直面している問題の事例と関連づける。また、ソーシャルメディアや映画が、いかにしてジェンダーの(不)可視性を示し、交渉する場を作り出しているのかについても探求する。

個人主義の国・日本(講演者:John LIE教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月26日(火)13:00-14:30

欧米諸国の「個人主義」に対して、日本社会は「集団主義」あるいは「集団志向」であると言われている。しかし、この説は間違いである。本講演では、通説に反論した後、この誤った考え方の系譜をたどり、その妥当性について論じる。

競合からパートナーへ:銀行によるフィンテックへのベンチャー投資(講演者:Manju PURI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月12日(火)10:30-12:00

銀行がフィンテックとの競争を乗り切るための戦略的アプローチとして、フィンテックの新興企業へのベンチャー投資を活用しているという仮説のもとに、その根拠について検討を行う。これまで、銀行のベンチャー投資がフィンテック企業により重点を置いていることが明らかにされている。その結果、フィンテックとの競合が激化している銀行においては、フィンテックの新興企業にベンチャー投資をする可能性が高いことが示唆される。さらに、銀行は、自社の事業と資産の補完性が高いフィンテック企業をターゲットにしていることが証された。よって、操作変数分析により、ベンチャー投資が投資銀行とフィンテックの投資先との間で業務上の協力や知識移転が行われる可能性が高まることが理解できる。

多文化・多言語対応の安全な大規模言語モデルの構築を目指して

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月11日(月)10:00-11:00

生成人工知能(AI)の利用が世界的に広まるにつれ、AIモデルが地域ごとの文化や言語におけるリスクや懸念を敏感に反映できることがますます重要になっています。そのためには、何がリスクや有害なコンテンツなのかを地域・文化ごとに特定する作業を更新し続けていくことが必要となります。この作業には、AIや情報セキュリティの研究者はもちろん、人文・社会科学の研究者、AIやメディアのプラットフォーマー達や実務家の方や政策関係者たちと継続的に議論できるコミュニティを形成していくことが重要となります。本イベントでは、このようなコミュニティを継続させていく枠組みについてお話します。


TOP