【言語とアイデンティティ】第7回:「日本のエクストリームメタルからみた言語・アイデンティティ・歴史的イデオロギー」 - 東京カレッジ

【言語とアイデンティティ】第7回:「日本のエクストリームメタルからみた言語・アイデンティティ・歴史的イデオロギー」

日時:
2021.11.14 @ 17:00
2021-11-14T17:00:00+09:00
2021-11-14T17:15:00+09:00
【言語とアイデンティティ】第7回:「日本のエクストリームメタルからみた言語・アイデンティティ・歴史的イデオロギー」
終了しました
YouTube配信
開催日時 2021年11月14日(日)から17:00以降視聴可能
会場

東京カレッジYouTubeチャンネル

言語 英語(日本語同時通訳有)
要旨

エクストリームメタルは、ヒップホップと同じく、言語とアイデンティティを重視するグローバルサブカルチャーとされています。両者とも四十年間以上にわたり世界的な人気を集め、独特なファッションや言葉遣いも広く認知されています。しかし、ヒップホップに関する研究を通して「輸入された」シーンが言葉遣いとアイデンティティ形成に大きな影響を与えることが明らかであるにも関わらず、エクストリームメタルにおける言葉使いやアイデンティティ形成は言語学の研究対象とされてきませんでした。 

 

この講演では、エクストリームメタルに関する言語学的研究の不足を補うために、三つの日本のエクストリームメタルのバンドがどのように、そしてなぜ日本の歴史や神話、言語を歌詞で探求しているのかを研究します。兀突骨とRakshasaとAllegiance Reignの歌詞の分析と生成刺激法を使ったインタビューを通して、これらのバンドがなぜ、そしてどうやって近代以前の日本史や言語を利用するのかを比較します。彼らの動機や方法には類似性があるものの一貫しているものはなく、バンドが各自の目的を成し遂げたり、またそれぞれ挑戦をしたり、そして独特で「メタル的」なアイデンティティについての議論参加するために、独特な言葉や歴史を利用しているのです。また、なぜ彼らが古い言葉を使ったり避けたりするのかを分析することで、各バンドが今まで日本のアイデンティティと連想されてきた言語を世界的なアイデンティティの指標に変化させることもできます。 

プログラム

登壇者

Wesley ROBERTSON(Lecturer of International Studies, Department of Media, Communications, Creative Arts, Language and Literature, Macquarie University)

 

コメント

Hannah DAHLBERG-DODD(東京カレッジ・特任研究員)

 

司会

Michael FACIUS(東京カレッジ・准教授)

主催 東京大学国際高等研究所東京カレッジ
お問い合わせ tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

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