海外パートナー大学との対話シリーズ「第6回東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウムシリーズ」 セッション1:COVID-19に関する研究と挑戦 - 東京カレッジ

海外パートナー大学との対話シリーズ「第6回東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウムシリーズ」 セッション1:COVID-19に関する研究と挑戦

日時:
2021.11.24 @ 17:00 – 19:00
2021-11-24T17:00:00+09:00
2021-11-24T19:00:00+09:00
海外パートナー大学との対話シリーズ「第6回東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウムシリーズ」 セッション1:COVID-19に関する研究と挑戦
終了しました
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開催日時 2021年11月24日(水)17:00‐19:00
会場

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申込方法 要事前登録
言語 英語(日本語同時通訳有)
要旨

2020年にスタートした「UTokyo-Cambridge Voices」は、東京大学とケンブリッジ大学の研究者が、それぞれの専門分野について、双方向の対話を行うシリーズです。この対話シリーズは、「戦略的パートナーシップ」の枠組みのもと、両大学が主催しています。今年度は、全学レベルで3つのオンライン公開シンポジウムが開催されます。セッション1のテーマは「COVID-19に関する研究と挑戦」です。

 

※イベント詳細はこちらへ

プログラム

座長 光石衛

開会のあいさつ 齊藤延人 & Anne Ferguson-Smith

司会 宮園浩平

 

発表(17時5分-)

  • 河岡義裕「新型コロナウイルス – これまでに分かったこと -」
  • Namshik Han “Data-driven computational analysis and simulation identified drug repurposing opportunities for COVID-19”
  • Tamsin Ford  “The impact of COVID-19 and resulting restrictions on the mental health of children and young people”

休憩

 

発表(18時5分-)

  • 柳元伸太郎「COVID-19流行下での大学生の健康管理」
  • Stephen Baker  “Healthcare worker screening at the beginning of the COVID-19 pandemic”
  • 西川真子「COVID-19患者の微小血栓ー血小板凝集塊の解析ー」

まとめ (司会 宮園浩平)

講師プロフィール

座長:

光石衛(東京大学大学院 工学系研究科 教授)

開会のあいさつ: 

齊藤延人(東京大学 理事・副学長/大学院 医学系研究科 教授)& Anne Ferguson-Smith(Pro-Vice-Chancellor for Research, University of Cambridge)

司会: 

宮園浩平(東京大学 卓越教授/大学院 医学研究科 教授)

講演者:

Stephen Baker (Department of Medicine, Cambridge Institute of Therapeutic Immunology & Infectious Disease, University of Cambridge)

Tamsin Ford (Developmental Psychopathology, University of Cambridge)

Namshik Han(Milner Therapeutics Institute, University of Cambridge)

河岡義裕(東京大学 医科学研究所 特任教授)

柳元伸太郎(東京大学 保健・健康推進本部 教授)

西川真子(東京大学 医学部附属病院助教)

主催 戦略的パートナーシップ大学プロジェクト(東京大学/ケンブリッジ大学)
お問い合わせ tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

Upcoming Events

開催予定のイベント

越境するシンクタンク:未来の創造(講演者:Christina GARSTEN教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年10月23日(水)10:30-12:00

本講演では、アメリカを拠点とする国際的なシンクタンクにおける未来のナラティブの創造について、指標、想像、推測を組み合わせて考察する。どのような知識が使われ、創造されているのか?未来予測の演習ではどのようなツールや技術が使われているのか?未来予測の成果はどのようにして信頼性と権威を持つものになるのか?といった問いを検討する。さらに、遊びのような演習が、どのようにして将来のリーダーシップにとって重要な資源となり、潜在的に実行可能なものになるのかについても議論する。

日本におけるクィア人口学――西洋を前提に普遍化されたジェンダー・セクシュアリティに関する知を脱中心化する(講演者:平森大規 教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年10月24日(木)15:00-16:30

本講演では、日本の文脈を考慮に入れつつ、無作為抽出調査で性的指向・性自認を測定するための方法論的研究から得られた知見を紹介する。また、異性愛者の回答者が非異性愛者として誤分類される問題や、量的データにおいて異性愛者と非異性愛者を完全に分けることの難しさについても考察する。さらに、量的調査の性別欄において、ノンバイナリー回答者を捉えるために選択肢「その他」を用いることがあるが、性別を「その他」と選んだ回答者の半数はシスジェンダー女性である可能性があるという最新の調査結果について最後に述べる。

東アジア・東南アジアのアイドル・ファンダム文化におけるクィア・ファンタジーの探求(講演者:Thomas BAUDINETTE氏)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月1日(金)14:00-15:30

本講演では、東アジアの確立されたアイドル市場(日本と韓国)と東南アジアの新興アイドル市場(フィリピンとタイ)の両方におけるアイドル・ファンダムの10年以上にわたるエスノグラフィックな観察をもとに、アイドル・ファンダムに関するこの説明に異議を唱える。そして、ファンの主観性が基本的に変容的であることが、周縁化された社会的主体が自分たちを不利にする社会構造を批判するために利用できるアイドルと結びついたクィア・ファンタジーの創造を促すことを主張する。さらに本講演では、アジア全域のLGBTQ+のファンが、アイドルのファンダムをどのようにクィアな空間へと変容させ、そこで彼らのファンタジー作品が、クィア解放という政治的プロジェクトに根ざした国境を越えた連帯を生み出しているのかを解き明かす。

競合からパートナーへ:銀行によるフィンテックへのベンチャー投資(講演者:Manju PURI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月12日(火)10:30-12:00

銀行がフィンテックとの競争を乗り切るための戦略的アプローチとして、フィンテックの新興企業へのベンチャー投資を活用しているという仮説のもとに、その根拠について検討を行う。これまで、銀行のベンチャー投資がフィンテック企業により重点を置いていることが明らかにされている。その結果、フィンテックとの競合が激化している銀行においては、フィンテックの新興企業にベンチャー投資をする可能性が高いことが示唆される。さらに、銀行は、自社の事業と資産の補完性が高いフィンテック企業をターゲットにしていることが証された。よって、操作変数分析により、ベンチャー投資が投資銀行とフィンテックの投資先との間で業務上の協力や知識移転が行われる可能性が高まることが理解できる。

見えざるジェンダーから見えるジェンダーへ(講演者:岡田 トリシャ教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月6日(金)15:00-16:30

本講演では、1980年代から2000年代初頭までの日本におけるフィリピン人トランス女性またはトランスピネイの移住経緯(移住前・中・後)に関するエスノグラフィ研究を取り上げる。交差的不可視性(Purdie-Vaughns & Eibach, 2008)の枠組みから、フィリピン人トランス女性の移住体験を、トランスジェンダー移住者が現在直面している問題の事例と関連づける。また、ソーシャルメディアや映画が、いかにしてジェンダーの(不)可視性を示し、交渉する場を作り出しているのかについても探求する。

Previous Events

公開済みイベント

【日時変更】東アジアにおける国民国家を超えたフェミニズム(講演者:Vera MACKIE教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年10月16日(水)15:00-16:30

フェミニストの課題には、一つの国家の政府が対処できるものがある一方で、移民、帝国主義、多国籍資本主義に関する問題のように、必然的に国境を越えるものもある。フェミニストが他国の仲間とともにそのような課題に取り組もうとする時、フェミニストたちは「トランスナショナル フェミニズム」、あるいは「国民国家を超えたフェミニズム」に参加しているのである。本講演では、20 世紀後半から現在までの「国民国家を超えたフェミニズム」の事例を検討する。

「トランストピア」ー今世紀のキーワード (講演者:Howard CHIANG教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年9月6日(金)9:00-10:30

この講演では、Howard CHIANG氏は、地政学が中心的な役割を果たすトランスジェンダーの歴史を研究するための新たなパラダイムを提案する。トランスフォビアへのアンチドートと定義される「トランストピア」は、トランスジェンダーの経験に対するマイノリティ主義的な見方に挑戦し、歴史的連続体におけるトランスネスの多様性を認める余地を提供する。

今日は「ディスインフォメーション」の時代か、それとも「戦略的コミュニケーション」の時代か?(講演者:Neville BOLT氏)

イベント予定講演会/Lecture

2024年7月22日(月)14:30-16:00

「ディスインフォメーション」と「戦略的コミュニケーション」は、関連しつつも異なる概念である。にもかかわらず、しばしば同じ意味だと誤解されている。ネビル・ボルト氏は、21世紀初頭より世界中の政府の注目を集め、盛んに論じられてきた「ディスインフォメーション」と「戦略的コミュニケーション」という2つの重要な概念について論じる。

平和、安全保障と人工知能

イベント予定講演会/Lecture

2024年7月12日(金) 14:00-15:00

本講演では、広範なセキュリティ領域にわたってAIシステムがもたらす固有のリスクについて掘り下げ、最後に、これらの技術に関連するリスクを防止・軽減するためのガバナンス・モデルの提案について、いくつかの知見を紹介する。その中には、拘束力のある規範、基準、ガイドラインを精緻化する必要性や、これらの規制を実施し、説明責任、被害に対する救済措置、緊急対応を通じてコンプライアンスを確保する適切なメカニズムを備えた一元化された当局を通じた監視、モニタリング、検証、検証機能の必要性が含まれる。

出版記念会:「キーウの遠い空-戦争の中のウクライナ人」(講師:Olga KHOMENKO氏)

イベント予定講演会/Lecture

2024年6月28日(金)15:30-16:30

2023年7月25日、中央公論新社からホメンコ氏の著書『キーウの遠い空─戦争の中のウクライナ人 』が出版された。ウクライナ戦争を独自の視点でとらえた一冊である。
この本は、ホメンコ氏がウクライナで体験した戦争や、家族、友人、元教え子から聞いた話に基づいて執筆された。ホメンコ氏は2022年の初めに日本のメディアの取材で、ウクライナの歴史や文化に関するインタビューを受けたが、その際の質問が、ウクライナの歴史に関する知識をあまりにも欠いていたため、インタビューに応じる代わりにウクライナ人の声を届けるために日本語で本を執筆することにした。

ハッキングの文化史(講師:Federico MAZZINI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年6月24日(月)15:00-15:45

本講演では、1960年代の米国の大学で誕生したと言われているハッカー文化を、より長い歴史的文脈に位置付け考察する。歴史は19世紀末のSF小説から始まり、1910年代のハムラジオ、1970年代の「電話ハック」、そして20世紀末のコンピューター・ハッカーへと続く。本講演では、ハッカーや初期のハッカーたちが自分たちについて何を書き残し、また彼らが活字メディアにどのように受け止められていたかを議論する


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