人文社会科学系組織連絡会議共同シンポジウム 「人文社会科学の構想力」 - 東京カレッジ

人文社会科学系組織連絡会議共同シンポジウム 「人文社会科学の構想力」

日時:
2022.03.09 @ 15:00 – 18:00
2022-03-09T15:00:00+09:00
2022-03-09T18:00:00+09:00
人文社会科学系組織連絡会議共同シンポジウム 「人文社会科学の構想力」
終了しました
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開催日時 2022年3月9日(水)15:00-18:00
会場

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申込方法 事前申込制
要旨

東京大学では、近年、ヒューマニティーズセンター(2017年7月)、アジア研究図書館(2018年4月)、東京カレッジ(2019年2月)、東アジア藝文書院(2019年3月)、現代日本研究センター(2020年7月)と、人文社会科学に関係する新たな教育・研究組織が相次いで発足している。これらの組織は、それぞれ、従来の人文社会科学のあり方への反省的視点の上にたって、人文社会科学の新たな可能性を構想し活発な活動を行っている。

本シンポジウムでは、文理の区分を超えた総合的な知のあり方、学術と社会の対話、ダイバーシティ、グローバル化、デジタル化等、現代の学術を取りまく多様な課題をまじえて、各組織が描く人類社会の未来と新たな人文社会科学の構想を大胆に提起し、それらを立体的に交差させることを通じて、人文社会科学が学術の発展および人類社会の未来にどのような貢献をなしうるかを展望する。

プログラム

▶開会 15:00

趣旨説明
執行役・副学長(人文社会科学組織連携担当) 佐藤 岩夫

総長あいさつ
総長 藤井 輝夫

登壇者紹介・プログラム案内

▶第1部 各組織からの報告 15:15

「ヒューマニティーズが目指すところ ── リエゾンによる構想力」
ヒューマニティーズセンター 機構長 齋藤 希史

「知識エコシステムとしての人文学」
国際高等研究所東京カレッジ 准教授 ハチウス・ミハエル

「新しい学問の試み-東アジア藝文書院の現在と未来」
東アジア藝文書院 副院長 石井 剛

「グローバル時代の日本を考える」
現代日本研究センター長 白波瀬 佐和子

「学術資産と研究拠点:コレクション構築と知の接続ハブとしてのアジア研究図書館」
アジア研究図書館 准教授 河原 弥生

  <休 憩>

▶第2部 パネルディスカッション 16:45

<パネリスト>

東京大学執行役・副学長 太田 邦史
東京大学執行役・副学長 佐藤 健二
東京大学ヒューマニティーズセンター 機構長 東京大学大学院人文社会系研究科 教授 齋藤 希史
東京大学国際高等研究所東京カレッジ 准教授 ハチウス・ミハエル
東京大学東アジア藝文書院 副院長 東京大学大学院総合文化研究科 教授 石井 剛
東京大学現代日本研究センター長 東京大学大学院人文社会系研究科 教授 白波瀬 佐和子
東京大学附属図書館アジア研究図書館研究開発部門 准教授 河原 弥生

<モデレーター>

東京大学執行役・副学長 佐藤 岩夫

▶閉会 17:55

 閉会あいさつ 理事・副学長 齊藤 延人

総合司会
東京大学社会科学研究所教授 東京大学現代日本研究センター運営委員 ケネス・盛・マッケルウェイン

主催 人文社会科学系組織連絡会議 
お問い合わせ jsk@eaa.c.u-tokyo.ac.jp

Upcoming Events

開催予定のイベント

今日は「ディスインフォメーション」の時代か、それとも「戦略的コミュニケーション」の時代か?(講演者:Neville BOLT氏)

イベント予定講演会/Lecture

2024年7月22日(月)14:30-16:00

「ディスインフォメーション」と「戦略的コミュニケーション」は、関連しつつも異なる概念である。にもかかわらず、しばしば同じ意味だと誤解されている。ネビル・ボルト氏は、21世紀初頭より世界中の政府の注目を集め、盛んに論じられてきた「ディスインフォメーション」と「戦略的コミュニケーション」という2つの重要な概念について論じる。

パネルディスカッション「外から見た日本の経済」(登壇者:伊藤隆敏教授、清滝信宏教授)

イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion

2024年8月23日(金)16:00-17:30

本パネルディスカッションでは、海外で活躍する2名の著名な日本人経済学者が、日本経済の現状とその課題について議論し、国際的な視点から日本経済についての新たな洞察を提供します。

Previous Events

公開済みイベント

平和、安全保障と人工知能

イベント予定講演会/Lecture

2024年7月12日(金) 14:00-15:00

本講演では、広範なセキュリティ領域にわたってAIシステムがもたらす固有のリスクについて掘り下げ、最後に、これらの技術に関連するリスクを防止・軽減するためのガバナンス・モデルの提案について、いくつかの知見を紹介する。その中には、拘束力のある規範、基準、ガイドラインを精緻化する必要性や、これらの規制を実施し、説明責任、被害に対する救済措置、緊急対応を通じてコンプライアンスを確保する適切なメカニズムを備えた一元化された当局を通じた監視、モニタリング、検証、検証機能の必要性が含まれる。

出版記念会:「キーウの遠い空-戦争の中のウクライナ人」(講師:Olga KHOMENKO氏)

イベント予定講演会/Lecture

2024年6月28日(金)15:30-16:30

2023年7月25日、中央公論新社からホメンコ氏の著書『キーウの遠い空─戦争の中のウクライナ人 』が出版された。ウクライナ戦争を独自の視点でとらえた一冊である。
この本は、ホメンコ氏がウクライナで体験した戦争や、家族、友人、元教え子から聞いた話に基づいて執筆された。ホメンコ氏は2022年の初めに日本のメディアの取材で、ウクライナの歴史や文化に関するインタビューを受けたが、その際の質問が、ウクライナの歴史に関する知識をあまりにも欠いていたため、インタビューに応じる代わりにウクライナ人の声を届けるために日本語で本を執筆することにした。

ハッキングの文化史(講師:Federico MAZZINI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年6月24日(月)15:00-15:45

本講演では、1960年代の米国の大学で誕生したと言われているハッカー文化を、より長い歴史的文脈に位置付け考察する。歴史は19世紀末のSF小説から始まり、1910年代のハムラジオ、1970年代の「電話ハック」、そして20世紀末のコンピューター・ハッカーへと続く。本講演では、ハッカーや初期のハッカーたちが自分たちについて何を書き残し、また彼らが活字メディアにどのように受け止められていたかを議論する

グローバリゼーションの未来: 歴史の視点から(講演者:Bill EMMOTT氏)

イベント予定講演会/Lecture

2024年6月4日(火)16:00-17:30

グローバリゼーション―貿易、金融、思想を通じた国々のつながり―は後退しているように見える。各国政府は地政学的な緊張により、経済的保障を優先させ「リスク回避」に努めている。しかし、グローバリゼーションの後退が言われるのは、これが初めてではない。歴史を振り返ることで、どのような要因が今後のグローバリゼーションの行方を真に左右するのか理解することができるだろう。

日本における同族経営医療法人(講演者:Roger GOODMAN教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年5月30日(木)14:00-15:30

日本では、病院の約80%とクリニックの約90%が私立であり、これらのうち約75%が同族経営である。本講演では、日本の医療制度の運営全体の文脈における同族経営医療法人の発展と意義を説明し、先行研究でまだ明らかにされていない部分に注目する。

21世紀の中央銀行(講演者:Luiz Awazu PEREIRA DA SILVA教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年5月29日 (水)15:00-16:30 JST

21世紀の中央銀行は、5つの岐路に直面している(1. インフレとその不透明性の再現、2. 気候変動、3. 不平等、4. デジタル金融イノベーション、5. 人工知能)。これまで、中央銀行は課題に直面した際、分析的思考を強化し、適切にリスクを均衡させ、最善の道を選択してきた。現在、中央銀行が直面する新たな課題は、中央銀行がそれらの挑戦的な影響を慎重に特定し、分析する必要があることを示唆している。


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