「テクノロジーについて本当のことを言って!」― テクノロジーと社会の関係 講師:Massimiano BUCCHI教授 - 東京カレッジ

「テクノロジーについて本当のことを言って!」― テクノロジーと社会の関係 講師:Massimiano BUCCHI教授

日時:
2022.09.30 @ 10:00 – 12:00
2022-09-30T10:00:00+09:00
2022-09-30T12:00:00+09:00
「テクノロジーについて本当のことを言って!」― テクノロジーと社会の関係 講師:Massimiano BUCCHI教授

終了しました
Zoomウェビナー
開催日時 2022年9月30日(金)10:00-12:00
会場

Zoomウェビナー (登録はこちら)

申込方法 事前申込制
言語 英語(日本語同時通訳)
要旨

講演では、歴史的な変化と継続性に注目し、私たちとテクノロジーとの日常的な関係、そしてより広い社会におけるテクノロジーの役割を理解するために重要な論点を分析する。テクノロジーに関するステレオタイプに挑戦するため、以下のテーマを取り上げる。
・私たちを変えるテクノロジー
・中立ではないテクノロジー
・デジタル技術の他に重要なこと
・社会と政治がテクノロジーに取って代わられる理由

プログラム

講演

Massimiano BUCCHI

(トレント大学科学社会学科教授)

コメント

Michael FACIUS (東京カレッジ、准教授)

江間有沙(東京大学未来ビジョン研究センター、准教授)

Q&A

講師プロフィール

Massimiano BUCCHI:トレント大学社会科学技術学教授、SCICOMMディレクター。アジア、ヨーロッパ、北米、オセアニアで客員教授を務める。著書は20カ国以上で出版され、Nature、Science、PLOSなどの雑誌に論文が多数掲載。英語での著書には Science and the Media (Routledge, 1998); Science in Society (Routledge, 2004); Beyond Technocracy (Springer, 2009; published also in Chinese, 2016); Newton’s Chicken. Science in the Kitchen (World Scientific, 2020); Handbook of Public Communication of Science and Technology (3rd ed. 2021, ed. with B. Trench, Routledge)などがある。2016~2019年、国際学術誌Public Understanding of Science編集長。新聞やテレビ番組への寄稿も定期的に行っている。http://www.massimianobucchi.it

 

主催 東京大学国際高等研究所東京カレッジ
お問い合わせ tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

Upcoming Events

開催予定のイベント

Previous Events

公開済みイベント

ブリュッセル効果への対応:日本企業はEU-AI法にどう備えるべきか

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)12:00-13:00

本ウェビナーでは、EU-AI法の概要と行動規範の策定における4つのワーキンググループ活動、さらに日本企業が特に留意すべき重要なポイントについて概説します。
EUの規制動向がもたらす「ブリュッセル効果」や日本への影響について理解を深める機会としてAI関連技術の開発・提供・流通に関わる企業、研究機関、開発コミュニティの参加者のご参加をお待ちしております。

発展途上国の環境問題:課税の役割とは?(講演者:Michael KEEN潮田フェロー)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)10:30-12:00

多くの低所得国は深刻な環境問題に直面している。よって、社会のニーズと経済発展に資金を提供するための税収が喫緊の課題となっている。環境税は、その両方の目的を満たせるのか。この講義では、最近出版された書籍を参考にしながら、低所得国が直面する多くの環境問題のうち最も差し迫った問題(大気・土壌の質、廃棄物管理、森林破壊、渋滞、気候変動への適応など)を評価し、税制の改善がそれらの問題への対処と多額の税収の引き上げにおいて、どの程度役立つかについて検討する。

見えざるジェンダーから見えるジェンダーへ(講演者:岡田 トリシャ教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月6日(金)15:00-16:30

本講演では、1980年代から2000年代初頭までの日本におけるフィリピン人トランス女性またはトランスピネイの移住経緯(移住前・中・後)に関するエスノグラフィ研究を取り上げる。交差的不可視性(Purdie-Vaughns & Eibach, 2008)の枠組みから、フィリピン人トランス女性の移住体験を、トランスジェンダー移住者が現在直面している問題の事例と関連づける。また、ソーシャルメディアや映画が、いかにしてジェンダーの(不)可視性を示し、交渉する場を作り出しているのかについても探求する。

個人主義の国・日本(講演者:John LIE教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月26日(火)13:00-14:30

欧米諸国の「個人主義」に対して、日本社会は「集団主義」あるいは「集団志向」であると言われている。しかし、この説は間違いである。本講演では、通説に反論した後、この誤った考え方の系譜をたどり、その妥当性について論じる。

競合からパートナーへ:銀行によるフィンテックへのベンチャー投資(講演者:Manju PURI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月12日(火)10:30-12:00

銀行がフィンテックとの競争を乗り切るための戦略的アプローチとして、フィンテックの新興企業へのベンチャー投資を活用しているという仮説のもとに、その根拠について検討を行う。これまで、銀行のベンチャー投資がフィンテック企業により重点を置いていることが明らかにされている。その結果、フィンテックとの競合が激化している銀行においては、フィンテックの新興企業にベンチャー投資をする可能性が高いことが示唆される。さらに、銀行は、自社の事業と資産の補完性が高いフィンテック企業をターゲットにしていることが証された。よって、操作変数分析により、ベンチャー投資が投資銀行とフィンテックの投資先との間で業務上の協力や知識移転が行われる可能性が高まることが理解できる。


TOP