「東京大学-スウェーデンにおけるグローバルな課題に対する戦略的研究協力 ー 未来の持続可能なスマートシティに向けた学際的・トランスナショナルな展望」 - 東京カレッジ

「東京大学-スウェーデンにおけるグローバルな課題に対する戦略的研究協力 ー 未来の持続可能なスマートシティに向けた学際的・トランスナショナルな展望」

日時:
2022.10.24 @ 17:00
2022-10-24T17:00:00+09:00
2022-10-24T17:15:00+09:00
「東京大学-スウェーデンにおけるグローバルな課題に対する戦略的研究協力 ー 未来の持続可能なスマートシティに向けた学際的・トランスナショナルな展望」

終了しました
YouTube配信
開催日時 2022年10月24日(月)YouTube公開
会場

東京カレッジYouTubeチャンネル

言語 英語(日本語通訳音声あり)
要旨

2050年までに世界人口の3分の2が都市部に居住することになり、都市における持続可能性という難題に取り組みながら、人々の幅広いニーズに対応することが極めて重要な課題となっています。 東京大学とストックホルムの学術研究機関との対話は、ヨーロッパとアジアにおける都市化の異なる概念について議論し、人間の幸福感を持続的に向上させることができる未来のスマートシティの構想を目的としています。また、この対話を通して今後の日本とスウェーデンの研究協力を進めていきます。

プログラム

挨拶:

Marcin JARZEBSKI (東京大学国際高等研究所東京カレッジ)

 

発表:

「デジタル革命による持続可能な社会の形成」

Karl Henrik JOHANSSON(スウェーデン王立工科大学電気工学・コンピュータサイエンス学部 教授およびデジタル・フューチャーズ ディレクター)

 

「持続可能な都市変革におけるチェンジエージェントとしての政府機関」

Lars FRIBERG(スウェーデンイノベーション・システム庁(VINNOVA) 気候ストラテジスト)

 

「Grey and Compact から Green and Disperseへ ― アジア都市周辺における都 市農村混在景観の未来」

横張 真(東京大学大学院工学系研究科 教授)

 

「スマートな国家を築くために - SEA諸国からの考察」

Rosita SAMSUDIN(東京大学国際高等研究所東京カレッジ ポストドクトラルフェロー)

 

ディスカッション

講師プロフィール

Karl H. Johansson

スウェーデン王立工科大学電気工学・コンピューターサイエンス学部 教授およびデジタルフューチャーズ ディレクター。交通、エネルギー、オートメーションネットワークに応用されているネットワーク制御システムとサイバーフィジカルシステムを研究テーマとしている。

 

Lars Friberg

スウェーデンイノベーション・システム庁(VINNOVA)のサステナビリティチームで気候ストラテジストとして勤務。 また、Vinnovaと日本の協力関係におけるカントリーマネージャーを務める。より持続可能で公正な世界の構築と、気候変動という世界的な課題に貢献することに注力している。

 

横張 真

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻およびサステイナビリティ学教育プログラム(GPSS) 教授。専門は都市計画、緑地環境計画。

 

Rosita Samsudin

東京大学国際高等研究所東京カレッジ ポストドクトラルフェロー。シンガポール国立大学て博士号(建築学)を取得。都市における自然と人間の幸福における課題に着目し、研究を行う。

主催 東京大学国際高等研究所東京カレッジ
お問い合わせ tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

Upcoming Events

開催予定のイベント

Previous Events

公開済みイベント

ブリュッセル効果への対応:日本企業はEU-AI法にどう備えるべきか

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)12:00-13:00

本ウェビナーでは、EU-AI法の概要と行動規範の策定における4つのワーキンググループ活動、さらに日本企業が特に留意すべき重要なポイントについて概説します。
EUの規制動向がもたらす「ブリュッセル効果」や日本への影響について理解を深める機会としてAI関連技術の開発・提供・流通に関わる企業、研究機関、開発コミュニティの参加者のご参加をお待ちしております。

発展途上国の環境問題:課税の役割とは?(講演者:Michael KEEN潮田フェロー)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月11日(水)10:30-12:00

多くの低所得国は深刻な環境問題に直面している。よって、社会のニーズと経済発展に資金を提供するための税収が喫緊の課題となっている。環境税は、その両方の目的を満たせるのか。この講義では、最近出版された書籍を参考にしながら、低所得国が直面する多くの環境問題のうち最も差し迫った問題(大気・土壌の質、廃棄物管理、森林破壊、渋滞、気候変動への適応など)を評価し、税制の改善がそれらの問題への対処と多額の税収の引き上げにおいて、どの程度役立つかについて検討する。

見えざるジェンダーから見えるジェンダーへ(講演者:岡田 トリシャ教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年12月6日(金)15:00-16:30

本講演では、1980年代から2000年代初頭までの日本におけるフィリピン人トランス女性またはトランスピネイの移住経緯(移住前・中・後)に関するエスノグラフィ研究を取り上げる。交差的不可視性(Purdie-Vaughns & Eibach, 2008)の枠組みから、フィリピン人トランス女性の移住体験を、トランスジェンダー移住者が現在直面している問題の事例と関連づける。また、ソーシャルメディアや映画が、いかにしてジェンダーの(不)可視性を示し、交渉する場を作り出しているのかについても探求する。

個人主義の国・日本(講演者:John LIE教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月26日(火)13:00-14:30

欧米諸国の「個人主義」に対して、日本社会は「集団主義」あるいは「集団志向」であると言われている。しかし、この説は間違いである。本講演では、通説に反論した後、この誤った考え方の系譜をたどり、その妥当性について論じる。

競合からパートナーへ:銀行によるフィンテックへのベンチャー投資(講演者:Manju PURI教授)

イベント予定講演会/Lecture

2024年11月12日(火)10:30-12:00

銀行がフィンテックとの競争を乗り切るための戦略的アプローチとして、フィンテックの新興企業へのベンチャー投資を活用しているという仮説のもとに、その根拠について検討を行う。これまで、銀行のベンチャー投資がフィンテック企業により重点を置いていることが明らかにされている。その結果、フィンテックとの競合が激化している銀行においては、フィンテックの新興企業にベンチャー投資をする可能性が高いことが示唆される。さらに、銀行は、自社の事業と資産の補完性が高いフィンテック企業をターゲットにしていることが証された。よって、操作変数分析により、ベンチャー投資が投資銀行とフィンテックの投資先との間で業務上の協力や知識移転が行われる可能性が高まることが理解できる。


TOP