言語・文化・思考はどのように関係しているか(講演者:今井むつみ教授)
開催日時 | 2023年7月18日(火) 16:00-17:00 |
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会場 |
Zoomウェビナー(登録はこちら) |
申込方法 | 事前申込制 |
言語 | 英語(日本語同時通訳有) |
要旨 |
言語、文化、思考の関係は複雑です。多様な領域から得られた経験的証拠は、文化が言語に影響を与え、言語が思考に影響を与え、普遍的に共有されている知覚と認知が言語の構造を制約していることを示唆しています。言語も文化も思考を決定するものではありませんが、どちらも世界のある側面を強調し、明確な知覚カテゴリーがない場合にはより強い影響を与えるようです。 本講演では、言語、文化、知覚、認知がさまざまな領域でどのように相互作用しているかについて議論します。講演の最後には、このようなプロセスを経て、文化的アイデンティティがどのように形成されるかを考察します。 |
プログラム |
講演 Q&A 司会 |
講師プロフィール |
慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。著書に『ことばと思考』(岩波新書)、『学びとは何か』(岩波新書)、『ことばの発達の謎を解く』(ちくまプリマー新書)、『英語独習法』(岩波新書)など。共著『言葉をおぼえるしくみ』(ちくま学芸文庫)、『算数文章題が解けない子どもたち』(岩波書店)、『言語の本質』(中公新書)などがあります。認知科学会(Cognitive Science Society)フェローです。詳細は今井むつみ研究室のホームページを参照 |
主催 | 東京大学国際高等研究所東京カレッジ |
お問い合わせ | tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp |