１０ ある論文が多いということであり、われわれもそこは十分注意する必要があります。 現在、COVID-19にはいわゆるガイドラインを作るほどの確固たるエビデンスがまだないので、日本医学会連合という医学系学会を束ねる学会で、会長の門田守人先生、副会長の門脇先生のご指導の下、分野横断的なエキスパートオピニオンを早急にまとめ、社会に発信する作業を行っているところです。 3. 適適切切でで正正確確なな情情報報発発信信のの重重要要性性 8月6日付の「Nature」によると、今後の流行は免疫がどれぐらい続くかによってさまざまなパターンがあり得ると考えられ、今の最大の問題点はわれわれがあまりに多くのことを分かっていないという、不確実性（uncertainty）がものすごく高いことであるということを理解すべきだとしています。 「The New England Journal Of Medicine」（NEJM）という最も権威の高い医学誌の10月8日号に、「Dying in a Leadership Vacuum（指導者の指導力の欠如）」というタイトルで、編集者全員の意見書が掲載されました。「米国の現在の指導者は科学を信じず、専門的知識によらず、よく分からないオピニオンリーダーの意見を聞き、真実を覆い隠すような詐欺師の方向を向いている。その結果、今まで見たこともないような公衆衛生上の大きな危機が起こっている。トランプ政権はdangerously incompetent、危険なまでに無能である」と言っています。NEJMがその長い歴史の中で初めて政治的見解を示したということは、社会的にコロナ
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