TOKYO COLLEGE Booklet Series 8
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45 ババルルダダリリ 今日は、貴重なご報告ととても興味深いディスカッションをありがとうございました。私から3点について意見を伺いたいと思います。私は研究員ですが、今日は一般市民の立場を取りたいのです。先生方の専門とは異なるので、純粋に知りたいという立場から質問します。 今日は、一般市民の「知りたい」にどのように答えるか、どのようにうまく理解してもらえるかという話を伺いました。その中で、信頼関係についてもお話があったと思いますので、1点目に信頼関係についてもう少し聞きたいと思います。一般市民と専門家が信頼関係を築くためには、専門家側のトランスパレンシー(透明性)も大事ですが、信頼関係ですから双方向でつくる必要があると思います。その点で、一般市民の側からの積極的な行動についてどうお考えか、聞きたいです。 先ほど、インフォデミックの話や正しく恐れるという話があったと思います。どのような情報に接しているのか、気を付けることはもちろん大事ですが、それ以外に信頼関係をより深めるために、専門家が一般市民にどのような期待をしているのでしょうか。 それから、信頼関係に関連して、異なる分野との交流についてお尋ねします。他分野のコラボレーションの必要性については東京カレッジでも何回も強調され、先生方も普段から他分野の専門家との共同研究などに関わる機会が多いと思います。しかし、危機的な事態にはどのような交流ができるのでしょうか。特に今回はコロナ危機や東日本大震災の事例を挙げて、医療現場に関するお話をいろいろ伺いました。コロナに関しては分からないことが多く、医療関係の決定自体も難しかったと思いますし、専門知識以外にいろいろな諸問題が出てきたと思うのです。倫理的、社会的、政治的な問題も出てきたと思います。それらの問題をどのように解決できるのでしょうか。他分野とのコラボレーションは生まれるのでしょうか。これが2点目の質問です。

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