講演会「大地震の前に地下で起きること、社会がやっておくべきこと」講師:Yehuda BEN-ZION教授
イベント予定講演会/Lecture2022年12月6日(火)13:15-14:45
本講演では、地球物理的観測、室内実験、モデリングの発展を通して、大地震が発生するまでの物理的なプロセスについての根本的な理解を深める必要性について、また同時に、構造モニタリングや早期予測の精緻化、耐震基準の見直し、コミュニティ教育活動など社会の大地震に対する備えを改善する重要性について考えます。
「AIと人間」座談会シリーズ第3弾:AIは「神」になれるのか?―再び囲碁棋士と考える
イベント予定座談会/Roundtable2022年12月4日(日)15:30-17:30
名の囲碁棋士(大橋拓文七段、上野愛咲美四段)、2名のAI研究者(松原仁教授、長井志江特任教授)と1名の文系研究者(羽田正カレッジ長)が、囲碁とAIの関係の深堀りからはじめて、AI、すなわち人工知能と人間の脳を比較し、AIの可能性と限界を徹底公開討論。
グリーントランスフォーメーション(GX)、炭素市場、ブロックチェーン ー世界銀行とChia Networkとの対話ー
イベント予定対話/Dialogue2022年11月30日(水)10:00-11:15
本イベントでは、気候変動とサステナビリティ、ブロックチェーンとデータのように重なり合うイノベーション領域を探究します。シリコンバレーを牽引する技術者のBram COHEN氏(Chia Network CEO)と世界銀行のGemma Torras VIVES氏が、新しいグローバルな炭素市場インフラの強化を目的とした分散型ブロックチェーン技術の先駆的な利用事例について語ります。
「日本経済ー外からの見方の移り変わり」講師:Jenny CORBETT 東京カレッジ招聘教員
イベント予定講演会/Lecture2022年11月24日(木)16:00−17:30
マルコ・ポーロがチパングを黄金の国として描いて以来、海外の人々は日本の経済に魅了されてきた。 その数世紀後には、コロンブスがこの国を発見するために航海に出た。 外部からの観察者の記述は必ずしも正確ではなかったかもしれないが、しばしば影響を及ぼしてきた。 本講演では、日本経済に関する英語文献の中で最も重要な議論を取り上げ、この半世紀の間に主要なテーマがどのように変化してきたのかを考察する。
シリーズ「言語とアイデンティティ」 人種と言語的近代:「国語」の成立をめぐって
イベント予定講演会/Lecture2022年11月18日(金) 09:00-10:30
「国語」という概念の定義過程において人種主義というイデオロギーが果たした役割を探ります。
【開催中止】現代の女性と中世の魔女ーフェミニズムへの新たな視点
イベント予定講演会/Lecture【開催中止】2022年11月9日(水)18:30-20:00(18:00開場)
モナ・ショレ氏は、ヨーロッパのフェミニズムの議論に大きな影響力を持つ気鋭のジャーナリスト、エッセイスト。仏でベストセラーとなった著書『魔女ーー女性たちの不屈の力』(翻訳版)の刊行を機に在日フランス大使館の招きで来日。ヨーロッパ中近世を席巻した魔女狩りの歴史を掘り起こし、「女性蔑視」という現代社会の災厄と結びつけて論じる。日本における女性学のパイオニアとしてフェミニズムを長年牽引してきた上野千鶴子氏が、女性の今と今後の展望を中心に、ショレ氏と徹底討論。
清潔と衛生の過去と現在を考える―パンデミックの時代に―【第2部】
イベント予定シンポジウム/Symposium2022年11月9日(水)9:30-11:00
清潔と衛生の文化的・医学的な背景を探る連続シンポジウム。第2部では、現代そして未来の衛生の課題にどのように向き合うかを問い、議論します。
「原発に異を唱えたノーベル賞学者 ー ハンネス・アルヴェ―ンと20世紀の科学者像」 講師:Svante LINDQVIST氏(東京カレッジ潮田フェロー)
イベント予定講演会/Lecture2022年11月4日(金)17:00−18:30
1970年、スウェーデンの物理学者ハンネス・アルヴェーンがノーベル賞を受賞した。この国際的な科学界からの評価によって、彼の国内での声望は高まり、そのスウェーデンの原子力政策に対する批判は力を得た。1980年にアルヴェ―ンがスウェーデン王立工学アカデミー会員を辞職したことは、今日においても私たちを悩ませる原子力政策への意見の対立を物語っている。
清潔と衛生の過去と現在を考える―パンデミックの時代に―【第1部】
イベント予定シンポジウム/Symposium2022年11月2日(水)16:00-17:30
清潔と衛生の文化的・医学的な背景を探る連続シンポジウム。第1部では、私たちの清潔に対する考え方がどこから来たのか検討します。
「東京大学-スウェーデンにおけるグローバルな課題に対する戦略的研究協力 ー 未来の持続可能なスマートシティに向けた学際的・トランスナショナルな展望」
イベント予定パネルディスカッション/Panel discussion2022年10月24日(月)YouTube公開
2050年までに世界人口の3分の2が都市部に居住することになり、都市における持続可能性という難題に取り組みながら、人々の幅広いニーズに対応することが極めて重要な課題となっています。 東京大学とストックホルムの学術研究機関との対話は、ヨーロッパとアジアにおける都市化の異なる概念について議論し、人間の幸福感を持続的に向上させることができる未来のスマートシティの構想を目的としています。また、この対話を通して今後の日本とスウェーデンの研究協力を進めていきます。
サステイナブル社会デザインセンター 第1回国際シンポジウム 「サステイナブルでインクルーシブな社会に向けて:自然の多様な価値のあり方を考える」
イベント予定シンポジウム/Symposium共催/Joint Event2022年10月11日(火)15:00-18:00
「儀礼的環境」講師:Naphtali MESHEL博士
イベント予定講演会/Lecture2022年10月6日(木)16:00−17:30
古代のユダヤとインドの儀礼テクストは、環境問題というディレンマのためのモデルとしての役割を果たし、こうして古代の世界と現代の世界を結びつけ得るかもしれない。供犠は廃棄物の生成を必然的に伴い、聖所はmateria sacra(聖物)の残留物で満たされていく。そのような「残り物」に対する3つの異なる態度は、再利用、排除、中和という3つの儀礼的-環境学的概念をそれぞれ示唆している。
#metttafestival
イベント予定共催/Joint Event2022年10月1日(土)、10月2日(日)両日開催
ソーシャルメディアの中の私たちは何者か?アイデンティティは叙述されることで作り上げられていく、という仮説を糸口にしてゲーテ・インスティトゥート東京と連携して10月1~2日にフェスティバルを開催します。会場は東京の北千住にあるアートスペース・BUoY(ブイ)。学術とアートの両面からデジタル世代のアイデンティティに迫ります。
「テクノロジーについて本当のことを言って!」― テクノロジーと社会の関係 講師:Massimiano BUCCHI教授
イベント予定講演会/Lecture2022年9月30日(金)10:00-12:00
講演では、歴史的な変化と継続性に注目し、私たちとテクノロジーとの日常的な関係、そしてより広い社会におけるテクノロジーの役割を理解するために重要な論点を分析する。テクノロジーに関するステレオタイプに挑戦するため、以下のテーマを取り上げる。
・私たちを変えるテクノロジー ・中立ではないテクノロジー ・デジタル技術の他に重要なこと ・社会と政治がテクノロジーに取って代わられる理由
家族と格差-日本における「運命の二極化」? 講師:James RAYMO教授
イベント予定講演会/Lecture2022年9月13日(火)17:00-18:30
日本における家族の変化と社会経済的格差のパターンを理解する際、欧米で構築された理論的枠組みは役に立つのでしょうか?本講演では、日本における家族行動の変化と子どもの幸福の社会経済的差異を考察した最新の論文の成果から、この問いと向き合う。
「無形資産、不平等、長期停滞」講師:清滝信宏 プリンストン大学教授
イベント予定講演会/Lecture2022年8月24日(水)15:00−16:30
生産や分配が無形資産の蓄積とどのように関連するかを考察する。そのために、若い世代が仕事を通じて無形資産を継承·蓄積する経済モデルを構築し、中途採用労働市場の発達が、企業と労働者のマッチングを改善すると同時に、不平等を拡大し長期停滞をもたらす可能性を分析する。これに対して基礎教育や企業外での技能習得を促進する政策の効果を検討する。
東京カレッジ講演会「ロシア・ウクライナ戦争が変えるヨーロッパ国際秩序、日本の立場」
イベント予定共催/Joint Event講演会/Lecture2022年7月29日(金)15:00-17:00(14:30開場)
ロシア・ウクライナ戦争は、西欧の国際秩序・安全保障の構造を大きく変化させつつあります。それはEUの外交・安全保障面での分裂を癒したのか、あるいは西欧の分裂を再確認してしまったのか。
日本のロシア・ウクライナ戦争への対応は、西欧ではどのように受け止められており、今後の日本と西欧との関係にどのような影響を及ぼすのか。
著者と考える「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」
イベント予定読書会/Reading Group2022年7月19日(火)17:00−18:40
東京カレッジの研究者たちが国際的ベストセラー「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」の著者カトリーン・マルサルに問いかけ、これからの経済、社会と女性について議論します。
「欧州の将来と日欧パートナーシップの行方 ~ウクライナにおける戦争、欧州そして世界への影響~」講師:ヘルマン・ファン・ロンパイ 元EU大統領
イベント予定共催/Joint Event講演会/Lecture2022年7月12日(火)13:00-14:45 (12:30 開場)
ウクライナにおける戦争は、欧州、そして世界の平和と繁栄に対する私たちの信頼を揺るがした。この国際関係の危機を乗り越えるために何が求められているか。初代の欧州理事会常任議長(EU大統領)であるヘルマン・ファン・ロンパイ氏が「欧州と日本の将来」について考えを共有し、学生等と議論を行う。
著者と考える「わたしが人間であるために」ー米国と日本における障がい者の公民権運動ー
イベント予定対話/Dialogue2022年6月24日(金)17:00以降視聴可能
このイベントでは、障がい者の公民権運動に携わるジュディ・ヒューマン(著者)とマーク・ブックマン(東京カレッジ)が、米国と日本におけるアクセシビリティとインクルージョンの過去、現在、未来について語り合います。建造環境、教育、雇用、エンタテインメントなどのシステムにおける障壁(バリア)や、活動家たちの運動や差別撤廃政策に触れながら、誰も排除されない、より多様な社会の実現に向けた道筋を明らかにします。
「プルースト再読 2022年」講師:Antoine Compagnon教授
講演会/Lecture2022年6月23日(木)16:00-17:30(15:30開場)
プルーストという作家は、今もなお、その輝きを失っていません。2022年はマルセル・プルーストの没後100周年であり、多くの出版、展覧会が行われ、歓呼と称賛が送られています。元日に刊行されたイタリアの雑誌La Repubblicaでは、プルーストが「マン・オブ・ザ・イヤー」に選出されました。この記念すべき2022年は、小説『失われた時を求めて』の偉大さを再評価し、プルースト生誕100周年の1971年の状況と比較する特別な機会です。
座談会「AIと人間」
イベント予定座談会/Roundtable2022年6月上旬公開
AI(人工知能)も人間の脳も同じようにアルゴリズムを実行しているだけで、違いはないと言われる。これは本当だろうか。そもそも、AIとは、また、人間とは何なのだろう。現在のAIは何ができて何ができないのだろう。
来るべきAIと人間が共存する世界を見据えて、今私たちが考えるべきことや準備すべきことを分野横断的に話し合う。
「グローバル外交―方法論の再考―」講師:SHIMAZU Naoko教授
イベント予定講演会/Lecture2022年6月7日(火)16:00-17:30(15:30開場)
なぜ私たちは、グローバル外交の研究と理解の方法を見直す必要があるのでしょうか?本講演では、文化的アプローチが、多くの既存の学術文献で見過ごされてきた外交の重要な側面をどのように照らし出すことができるのか探ります。
国際女性デーを越えて ー 日本における女性人材コミュニティーの強化とは?
イベント予定インタビュー/Interview2022年5月20日(金)12:00‐12:45
東京カレッジでは、2021年と2022年3月に国際女性デーイベントとして、公平性を高めるための取り組みについて研究者の方々へのインタビューシリーズを開催しました。この流れを引き継ぎ、「女性デー」という期間を越えて、5月に日本で働く女性のための取り組みについてウェビナーを開催することにしました。グーグル合同会社でWomen@JP Career Pillar Leadを務めるKsenia Zolotareva氏を招き、日本の労働市場における女性人材育成・エンパワーメントに関する取り組みについて伺います。