なぜパープル?
2021.03.08
どうして国際女性デーでは、パープルカラーが使われるのでしょうか?
正義と尊厳のシンボルでもあるパープルは、1900年代初頭、最も声高く女性参政権運動を展開したイギリスの参政権団体の一つである、女性社会政治連合(WSPU)が使用した色の1つでした。この初期の参政権運動は、パープルのほかに、希望を表す緑と、純粋さを意味する白も使い、国際女性デーの礎を築きました。今年の国際女性デーを迎えるにあたり、私たちは、この歴史的な日を象徴するパープルに染まった世界中の組織と連帯します。
また、東京カレッジの国際女性デー関連のイベントのポスターにパープルを選んだのは、女性はピンク(男性はブルー)という、よくマーケティングで使われる典型的な「ピンク・ブルー」のステレオタイプに抗うためでもあります。
どのような色であっても、一年を通して、女性の功績を称え、男女平等への意識を高める活動をみなさまと一緒に展開することができれば幸いです。
関連文献:
- “International Women’s Day” by International Women’s Development Agency (2021) https://iwda.org.au/take-action/international-womens-day/
- “An alternative to pink & blue: Colors for gender data” by Lisa Charlotte Ross (2018) https://blog.datawrapper.de/gendercolor/
- “The Many “Official” Colors of the Suffrage Movement” by the New-York Historical Society Museum and Library (2020) https://womenatthecenter.nyhistory.org/the-many-official-colors-of-the-suffrage-movement/
- “Start of the suffragette movement” by the UK Parliament https://www.parliament.uk/about/living-heritage/transformingsociety/electionsvoting/womenvote/overview/startsuffragette-/