アーカイブ調査とCOVID-19―博士課程大学院生への助言
2020.07.30博士論文の執筆に向けて調査研究に取り組んでいた2016~17年度、私は主たる研究対象地から1500キロメートルほど離れた福岡の九州大学に在籍していました。私の研究テーマは、19世紀日本の北海道の植民地…
博士論文の執筆に向けて調査研究に取り組んでいた2016~17年度、私は主たる研究対象地から1500キロメートルほど離れた福岡の九州大学に在籍していました。私の研究テーマは、19世紀日本の北海道の植民地…
感染拡大の危機に際しては、言語の問題が重要である。私たち言語学者は、グローバルな世界でより良い国際協力を促すために、多言語社会の市民への情報提供はどのようにあるべきかを考察している。 感染拡大期の言語…
これまでの2つのブログ記事では、緊急時に社会に対して科学がなし得ることについて2つの方法を紹介しました。1つは、緊急時に何が起こっているかについて合理的な説明や科学的観点から説明することです。もう一つ…
前回の投稿では、日常の生活様式の歴史、なかでも、アジア全般、とりわけ日本が際立つマスク着用の歴史について考察した。マスク着用の習慣は、日本をはじめアジア諸国で新型コロナウイルスの感染拡大が比較的抑えら…
今回と次回のブログで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を理解するうえで、歴史研究は何を提供しうるのかについて考察する。主に日本に焦点を当てるが、台湾と韓国にも目を向け、全体をグ…
2020年4月は、東京カレッジにとって記念すべき月になるはずでした。設置後2年目に入り、新たに味埜俊特任教授を迎えるとともに、フレッシュな特任助教、ポスドク研究員、特任研究員が多数赴任することになって…
新型コロナウイルス感染が拡大している中、まず打撃を受けるのは、言うまでもなく、経済分野である。このまま、グローバル化が後退するのではないかという声も囁かれている。完全な収束の目処が立たなければ、世界の…
人々や社会は、直面している緊急事態に対して、科学と科学者が状況の緩和と適応のために考え得る対策を提示することを期待しています。特に未知の事象の場合、科学の能力と知識の活用することは困難を解決する数少な…