中国を思想課題としてとらえるために、思想史や哲学の角度から主に近代中国の言説にアプ
ローチしています。
1992 年 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
1993 年 安徽師範大学留学(漢語進修生)
1995 年 筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了
1996 年 中国内蒙古大学外国語学部外国専門家
2005 年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学
2005 年 明星大学人文学部講師
2008 年 東京大学大学院総合文化研究科准教授
2014 年 香港中文大学哲学系中国哲学・文化研究センター訪問研究員
2015 年 ハーヴァード・イェンチン研究所訪問学者
2017 年 東京大学大学院総合文化研究科教授 現在に至る
2006 年 「理を以て人を殺さないために-清末民初期における「戴震の哲学」論再考-」、
奥崎裕司編『明清はいかなる時代であったか-思想史論集-』、汲古書院
2013 年 「章炳麟と劉師培-北東アジア地政力学下の革命理論」、趙景達・原田敬一・村田
雄二郎・安田常雄編『講座 東アジアの知識人』第 2 巻、有志舎
2013 年 《“言”和“文”的真理表述―章太炎的语言实践,或者哲学话语方式―》,复旦大学文
史研究院编《民族认同与历史意识》,中华书局
2013 年 《“經”和“天下”-評述平岡武夫的經史研究》,林永強、張政遠編《東亞視野下的日
本哲學:傳統、現代與轉化》,國立臺灣大學出版中心
2014 年 『戴震と中国近代哲学 漢学から哲学へ』、知泉書館
2015 年 「科学精神と「理」の変容-中華民国初期における清代学術評価論争-」、川原秀
城編『西学東漸と東アジア』、岩波書店
2016 年 《拒絕“同”化與“文”的共通體》,鈴木將久主編《當中國深入世界——東亞視角下的
“中國崛起”》,亞際書院有限公司
2016 年 《齐物的哲学:章太炎与中国现代思想的东亚经验》,华东师范大学出版社
2017 年 「「愛すべき」論理と「信ずべき」倫理はどこに?——中国が哲学に出会ったと
き」、東京大学教養学部編『知のフィールドガイド 分断された時代を生きる』、白水社
2017 年 “Zhang Taiyan and the Revolutionary Politics of Literary Restoration”, David Der-wei Wang
ed., A New Literary History of Modern China, The Belknap Press of Harvard University Press
2018 年 「「シナ学」の現代中国認識-平岡武夫の天下的世界観をめぐって」、代田智明監
修、谷垣真理子・伊藤徳也・岩月純一編集『戦後日本の中国研究と中国認識』、風響社
2018 年 “Li Zehou’s Aesthetics and Confucian ‘body’ of Chinese cultural Sedimentation: An Inquiry
into Alternative Interpretations of Confucianism”, Roger T. Ames and Jinhua Jia ed. Li Zehou and
Confucian Philosophy, University of Hawai’i Press
2018 年 “The Revival of Traditional Culture and Religious Experience in Modern Urban Life : The
Example of the Changchun Confucius Temple”, Sébastien Billioud ed., The Varieties of Confucian
Experience: Documenting a Grassroots Revival of Tradition, Brill
2019 年 『ことばを紡ぐための哲学 東大駒場・現代思想講義』(中島隆博との共編)、白
水社
2019 年 《《國故》月刊——夭折的「古學復興」》,王德威、宋明煒編,《五四@100:文
化、思想、歷史》,聯經出版事業股份有限公司
2020 年 「グローバル化時代の中華世界——多様と流動のエチカ」、東京大学教養学部編
『知のフィールドガイド 異なる声に耳を澄ませる』、白水社
2020 年 「「土の近代」と「水の近代」——中国近代化の歩みから考える」、愛知大学国際
問題研究所編『グローバルな視野とローカルの思考—個性とのバランスを考える』、あるむ
2020 年 「中国における感情の哲学」、伊藤邦武・山内志朗・中島隆博・納富信留(編)、
『世界哲学史 6』、筑摩書房